昨日焼いた竹、今日は冷却期間。
この間を利用して、次に焼く予定の竹チップの過去の失敗例を整理、これを眺めていれば成功へのヒントが浮ぶのではないかと...
- 枯れた竹でダミー材を作り、底に12cmの高さで敷き、その上にチップを詰めた。
- 焼き上がった後に電気抵抗値を測るため、生竹を8本埋め込んだ。
- チップの量は、燃えるゴミ袋(大)で約2.5袋、その上をダミー材で覆った。
下のピンクの線が今回の昇温?カーブ
- 8時間燃やして、煙の温度は100℃に達せず...
- ダミー材の表面はタールで被われていた。
- チップの炭化は進んでいなかった。(右端は 5cm掘った状態)
■ 詰め直し
- 細めの竹を内窯の高さ(57cm)に切り、節を抜いて 6ヶ所に刺し込んだ。
- 上のダミー材は「熱が伝わり難いのではないか」と思い、載せないことに...
今回は、真ん中の黒い線。下のピンクは前回の線。
- 7時間20分で 400℃を超えたので焚き止めとした。
- 焚き口は土で覆い、空気が入らないようにした。
- 全体的には 半分程度になった感じ。
- 周囲のチップは完全に灰になり、底のダミー材が見えていた。
- 写真では白っぽいが、くん炭化は出来ていた。(米袋 1袋分)
■ H21/02/12 (再現試験)
今回は下から2番目の黒い線
- 4時間焚いて 150℃に達し、10時間後も 150℃前後‥‥
- あきらめて、焚口を鉄板で塞ぎ(仮止めの感じ)帰宅。
この後、結果として二日間放置した。
■ H21/02/14
二日間放置後、蓋を開けた ら‥‥ 絶句!
以後は「くん炭器」による方法に走り、昭輔窯では焼いていない。
考察
- 次に焼く竹チップは一度篩ってあり、(1)粉は無い。(2)たぶん、乾いている。
- それでも「仮焼き」は必要かもしれない...
- 朝から2時間程度焚き、一度、慎重に上蓋を取ってみようかぁ〜
- 今は温度計は使っていない。ガラスの棒状水銀温度計(〜500℃)があるので、測ってみようかぁ〜
(セットに小細工が必要なので、何とも言えない) - 竹筒は必要であろう。細いのを使い、本数を増やしてみよう。
- 上のダミー材は入れず、空間を確保した方が熱が下方に伝わり易いかも知れない。