§ いきさつ
- 重要なお知らせ <医療費控除が変わります>:平成29年分 確定申告特集(国税庁 Copyright © 2018)平成29年分の確定申告から医療費控除を受ける場合の手続が、以下のとおり改正されました。
- 改正点①「医療費の領収書」の提出又は提示が不要となりました。
- 改正点②「医療費控除の明細書」の提出が必要となりました。
「医療費の領収書」は5年間自宅等で保管する必要があります。
所定の事項が記載された「医療費通知」(医療費のお知らせなど)を提出する場合は明細書の記載や領収書の保管を省略することができます。
- 上記を受けて、昨年、手作りした明細書
- 「確定申告相談」で何ら指摘が無かったので、今年もこれで行こう!
- 実は2ページ目がある。提出はしていないが、領収書No.の一覧表。問われた時の資料…
- 昨年までの手順書は「家計簿77で「医療費明細書」をExcel で仕上げた‥‥ が、税務署がウンと言うかは別」
- 「マクロなんか使わずに手動で出来るんです」を解ってもらうため、マクロが行っていることも載せた‥‥ が、ゴチャゴチャしてかえって解り難くしたかも…
- そこで今回は、マクロで行っていることはとりあえず省略(後日、追記するかも…)し、行うことのみの手順とする‥‥ ことにした。
ここでは、Windows10 の Excel2013 で説明してあります。
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§ 前提条件・準備
- 関連ファイルは PC > ドキュメント > 家計簿77・フォルダーにあるものとする。(説明の都合上で、必須ではない)
- 家計簿77・フォルダーに、次のファイルがあるものとする。
- マクロ医療費明細は、
- 「マクロ家計簿77」と同じ手順でダウンロード出来る。
- 2019.01.11現在の最新版は「マクロ医療費明細v01.zip」。
- マクロ家計簿77 ‥‥ ここでは使用しません。
- 2019.01.11現在の最新版は「マクロ家計簿77v152.zip」。
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§ 医療費明細書用の作り方(流れ)
- 家計簿77の総収支・シートをコピーして医療費明細書用 Excelファイルを作る。
- マクロ家計簿77を呼び出すボタンを全て削除し、マクロ家計簿77 との縁を切る。
- その後、名前を付けて保存する。ファイル名は任意であるが、「医療費明細書yyyy」が望ましい‥‥ かも。
- 医療費明細書yyyyを開き、
- 「マクロ医療費明細.xlsm」を呼び出すボタンを作る。
- マクロの力を借りて、医療費明細書の骨格を作る。
- 最終的な医療費明細書は、個人情報もあるので、各人で仕上げる。
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§ 医療費明細書の作成
◆Step1.医療費明細書ファイルの作成
これは各自で事情がことなるので、マクロ化出来ません。
- 医療費明細書yyyy ファイルを作る(ファイル名は任意)
- 家計簿77(通常であれば昨年分)を開く。
- 総収支・シートをアクティブにする。
- シート見出しを右クリック ⇒[移動またはコピー]をクリックする。
- 移動先ブック名:(新しいブック)
- ☑コピーを作成する ‥‥ 必須!!!
- [OK]をクリックすると、新しいブック,Book** が出来る。
- (裏にある)家計簿77 を閉じる。
- もし、「変更を保存しますか?」が出た(=余計な操作をした)ら[保存しない]にする。
- 総収支シートの全てのボタンを削除する‥‥ボタンが無ければ不要
- [ホーム]タブ/編集Gr.の[検索と選択]⇒[条件を選択してジャンプ]をクリックし、
- ◉オブジェクト を選択して[OK]。
- すべてのボタンが選択されるので、[Delete]する。
- この操作により、「マクロ家計簿77」とは縁が切れたことになる。
- Book** を[名前を付けて保存]する
- 保存場所は任意であるが、 家計簿77があるフォルダー(家計簿77)と同じ場所がベター。
- ファイル名は任意であるが、「医療費明細書yyyy」がベスト。
- 保存後、タイトルバーで名前を確認する!
◆Step2.明細書1・シートの作成
医療費明細書 対象材のみのシート「明細書1」を作る。
- 「医療費明細書yyyy」(閉じている時は開く)の、総収支・シートをアクティブにする。
- [フィルター]をオンにする。
- Excel2013:データ・タブ/並べ替えとフィルター・ グループの[フィルター]コマンド
- 「費目」より医療費明細対象の費目を選択する。
- 支出金額の合計を控える。
- 支出の列を選択すると、ステータスバーに合計が表示される‥‥ はず。
- 今からデータを加工してゆくが、最後になっても合計金額は変わらない‥‥ はず。
- 全てのデータを選択し、
- 例えば、セルA1を選択し、Ctrl+A。
- クリップボードにコピー(Ctrl+C)する。
- 新しいシートのセルA1 に貼り付ける。(Ctrl+V)
- 貼り付けたら、シート名を “明細書1” に変更する。
- “明細書1”の“1”は半角とす。(必須)
- ∵マクロで使用しているためで、全角にするとエラーになる。
- 列幅を調節する。(任意)
- “明細書1”の“1”は半角とす。(必須)
😉 初回時のみ行う操作
初回時のみ、次を行う。
- 総収支・シートにマクロを[有効にする]ボタンを作る
- 総収支・シートをアクティブにする。
- フィルターはオフ、選択も解除しておく。
- 「マクロ医療費明細.xlsm」を開く。
- 医療費明細書yyyy から開く。エクスプローラーから開くとマクロが有効にならないことがある。
- マクロを表示する。(Alt+F8)
- [〜Step2_マクロを有効にするボタンの作成]を選択し、
- [実行]する。
- セルB1(日付)に[マクロを有効にする]ボタンが出来る。
- 総収支・シートをアクティブにする。
- [上書き保存(Ctrl+S)]する。
◆Step3.明細書2・シートの作成
医療費明細書と同じレイアウトを作る。
- マクロ名:〜Step3_医療費明細レイアウトを作る を実行する。
◆Step4.明細書2・シートを集計順に並べ替える
- マクロ名:~Step4_費目品名医区通し番号で並べ替える
ダイアログボックスが出たら、下記を選択する。- [はい]‥‥ 費目を昇順に並べる時
- [いいえ]‥‥ 費目を降順に並べる時
- 念のため、上書き保存する。(任意)
- Step6 で失敗が見つかったら、ここからやり直せる…
◆Step5.データの整合性を図る
これが全てを精度を決める重要な作業となる。(マクロでは決して出来ない)
- 品名(病院・薬局)の整合性
- 基本的には、領収書に書かれているとおりがベストであろう。
まりふのひとの場合、- 「クスリ岩崎チェーン」と「くすり岩崎チェーン」があり、後者に統一した。
- 「周東病院」は「周東総合病院」に統一した。
- 基本的には、領収書に書かれているとおりがベストであろう。
- 医区(医療費区分)の整合性
- 1~15の範囲であること。
- 内容を修正したら、Step4 を再度、行うこと。‥‥ 必須!!!、手を抜かない!
◆Step6.集計する
- マクロ名:~Step6_費目品名医区別に集計する
◆Step7.通し番号を集計行に移す
Step8 で「集計行」のみにするので「通し番号」が見えなくなる。そこで、集計行の通し番号のセルに「通し番号」を貼り付ける。
- マクロ名:〜Step7_集計行に通し番号をセットする
- データの整合性を図るため、再度、集計し直す。
◆Step8.医療費明細書のヘッダーを作り、集計行を貼り付ける
- マクロ名:〜Step8_明細書Hシート作成
- 指示に従い進める。
◆Step9.医療費明細書を完成させる
人によりデータの内容、量、主観が異なるので、手でないとできない。
そこで、明細書H シートをコピーし、何時でもやり直せるようにした方がいいかも‥‥ です。
😉 ヒント
- ページ設定は、[印刷プレビュー(全画面表示)]⇒[ページ設定]が便利か...
- 「医療を受けた人」,「病院・薬局」の“※※※※ 集計” の “集計” を “計” にするには、
- 「治療内容」の“※※※※ 集計” の “集計” は不要であろう。
- D列を選択し、
- [検索と置換]で、下記で行える。
- 検索する文字列を “ 集計” ‥‥ 先頭に半角スペースが入っている。
- 置換後の文字列を “” ‥‥ 空欄(未入力状態)にする。
すなわち、右から左に選択して[Delete]がベスト。
- 領収書番号のセルの書式 ⇒[配置]は、☑折り返して全体を表示する がお勧め。列幅は、プレビューしながら調節する。
- 「病院・薬局」と「治療内容」の医療費が同じ場合、
「病院・薬局」を直上の行に移し、「病院・薬局」の集計行を削除した方が「行の節約」ができる。 - 罫線は[格子]で引いておき、[罫線の削除]で消していった方が楽‥‥ かも。
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