まりふのひと

ルビ(ふりがな)付き文書の行間を揃えるには

パソコンB組のテキスト「よくわかる Microsoft Office Word 演習問題集」の Lesson22 に「メンバー募集(ちらし)」がある。ルビ(ふりがな)の演習であるが、フリガナのある行と無い行では行間隔が変わってしまう。
テキストはチラシの例であるのであまり気にならないが、長文になると意外と気になるものである。そこで、行間を揃える方法を‥‥

予備知識

ルビの指定はないので、右図のようになっているはずである。

    1. 本文のフォントサイズは 12pt.
    2. オフセット*1 は 0pt.
    3. ルビのフォントサイズは、6pt.

と言うことは、行間隔(行の高さ)は最低、12+0+6=18pt. 必要である。

サンプルデータ

  • SampleData.zip
    • 解凍すると、Lesson22(完成例).doc が出来ます。

Lesson22(完成例) の説明

解凍して得られたワード文書です。

※ 1ページ
  • テキストどおり(たぶん)で、ページ設定で行数を 40 にしてあります。
  • フリガナが無い行とある行では行間隔がかなり違います。
  • フリガナがある行は、フォントサイズが 18pt. になっていると考えられます。
※ 2ページ
  • ページ設定で、「標準の文字数を使う」にして例です。
  • 行間隔が詰まります。
※ 3ページ
  1. ページ設定は、「標準の文字数を使う」にします。(任意)
  2. このページの全ての行を選択し、
  3. [書式]メニュー ⇒[段落]をクリック,
  4. [インデントと行間隔]タブの、
    • 行間を“固定値”
    • 間隔を “22pt.”
      • 18pt.+余裕代で、変更可能
  5. [OK]ボタンをクリック
  • 1行目が切れたのは、フォントサイズ 24pt. に対し、行間隔を 22pt. にしたため。
※ 4ページ(完成例)

基本的には3ページと同じで、行間の設定を次のようにした。

  • 1行目 行間:1行
  • 2行目 行間:1行
  • 3行目 段落前:1行, 行間:固定値,22pt.,
  • 4行目以降 行間:固定値,22pt.,

左余白に行番を表示させるには、

    • [ページ設定]で
    • [その他]タブの[行番号]をクリック、
    • 右図の設定を行う。

 

*1:本文とルビの間隔と言うか隙間。