まりふのひと

74th(c)昭輔窯/15cmに切って横置きにして焼いた竹炭は‥‥よく出来たと思う

 今回は竹炭の電気抵抗値の測定位置がガラッと変わったため、「焼く」より「整理」の方が大変! で、これはとりあえず版、気が付いた都度、手直ししたい...


竹の詰め方 (2015.01.15)
 これまで30cmだった竹を、今回は15cmに切り、底から上まで、ずずず〜ッと詰め込んだ、というより置いただけ。


こんな感じで、底から上まで 15cmの竹を
置いた。

最上部は落とした節を一面に敷き、空間を塞いだ
積りだが、今回は効果薄‥‥ かも知れない。

  • 量的には、30cmの時より 3/4 ぐらいで一杯となった。ということは、空間(空気)が多いことになる。


結果

 前回(30cm)と同様、かなり焼け落ちていた。
そこで、24ヶ所で落ち込み量を測定し、窯の高さから引いた値が右図。

  • 詰めた高さは56cm。
  • 炭として残ったのは25,6,7,8cmなので、ほぼ半分は灰になったことになる。




 収穫出来た炭は

  • (独断と偏見の)1級品が1箱の60%程度。
  • 屑(残り)が1箱の80%程度。
  • トータルで約1.5箱。

 30cmの時は2箱半程度だったので、60%(40%減)であった。
窯に詰めた竹の量は3/4程度だったので、75−60=15% 程 多く灰になった‥‥ という計算になる...


 品質(精錬度)は、

  • 電気抵抗値を測って、Excelの VLookup関数で精錬度に換算している。
  • 今回は、上から約5cmごとに、12cmの竹炭(炭にする前は15cm)を10本程度のサンプリングした。

    • 精錬度換算が間に合わないので、平均値のみ精錬度に換算した。
    • 平均値の回帰曲線の種類は「対数近似」
    • 5cmより下の炭は、バラツキが大きいので、全て「屑」とした。


終わって‥‥
 今回は全て15cmに切った(窯の上に置く隙間を塞ぐ竹は除く)竹を横置きにして焼いた。

  • 位置による精錬度のバラつきは、ほぼ、知見どおり? だった。
    • 今回、窯の底に置いた竹は、従来のダミー材(肉厚が薄く、乾燥度の高い竹)だった。
  • 竹炭の収穫量は減ったが、竹酢は思惑どおり採取できた。
    • 元々、竹酢を採取するのが目的なので、今回の結果には満足している。(手間を含めて)
    • 煙突を更に延長すると、より多くの竹酢が採取できると思う。
  • 材料の竹が残っているので、2月早々には もう一回焼きたい...