今回は竹炭の電気抵抗値の測定位置がガラッと変わったため、「焼く」より「整理」の方が大変! で、これはとりあえず版、気が付いた都度、手直ししたい...
■ 竹の詰め方 (2015.01.15)
これまで30cmだった竹を、今回は15cmに切り、底から上まで、ずずず〜ッと詰め込んだ、というより置いただけ。
こんな感じで、底から上まで 15cmの竹を 置いた。 |
最上部は落とした節を一面に敷き、空間を塞いだ 積りだが、今回は効果薄‥‥ かも知れない。 |
- 量的には、30cmの時より 3/4 ぐらいで一杯となった。ということは、空間(空気)が多いことになる。
■ 結果
前回(30cm)と同様、かなり焼け落ちていた。
そこで、24ヶ所で落ち込み量を測定し、窯の高さから引いた値が右図。
- 詰めた高さは56cm。
- 炭として残ったのは25,6,7,8cmなので、ほぼ半分は灰になったことになる。
- (独断と偏見の)1級品が1箱の60%程度。
- 屑(残り)が1箱の80%程度。
- トータルで約1.5箱。
30cmの時は2箱半程度だったので、60%(40%減)であった。
窯に詰めた竹の量は3/4程度だったので、75−60=15% 程 多く灰になった‥‥ という計算になる...
品質(精錬度)は、
- 電気抵抗値を測って、Excelの VLookup関数で精錬度に換算している。
- 今回は、上から約5cmごとに、12cmの竹炭(炭にする前は15cm)を10本程度のサンプリングした。
-
- 精錬度換算が間に合わないので、平均値のみ精錬度に換算した。
- 平均値の回帰曲線の種類は「対数近似」
- 5cmより下の炭は、バラツキが大きいので、全て「屑」とした。
■ 終わって‥‥
今回は全て15cmに切った(窯の上に置く隙間を塞ぐ竹は除く)竹を横置きにして焼いた。
- 位置による精錬度のバラつきは、ほぼ、知見どおり? だった。
- 今回、窯の底に置いた竹は、従来のダミー材(肉厚が薄く、乾燥度の高い竹)だった。
- 竹炭の収穫量は減ったが、竹酢は思惑どおり採取できた。
- 元々、竹酢を採取するのが目的なので、今回の結果には満足している。(手間を含めて)
- 煙突を更に延長すると、より多くの竹酢が採取できると思う。
- 材料の竹が残っているので、2月早々には もう一回焼きたい...