- メールヘッダーの見かた (あいち産業振興機構 > お助けマニュアル > ネットワーク構築マニュアル > 基礎知識 > メールの送受信の仕組み)
メールヘッダーとは、メールにつけられる制御用のデータのことです。「To」(宛先)、「From」(送信元)、「Subject」(題名)など、電子メールの送信に必要な情報が含まれています。 通常のメールのやり取りではメールヘッダーを確認する必要はありません。しかし、コンピュータウイルスが添付されてきたメール(以下ウイルスメール)に関しては、メールヘッダーの確認が必要となる場合があります。 以前のウイルスメールは、メーラーに表示される「送信者」(From)の部分を確認すれば、誰からウイルスメールが来たか確認できました。そして、その「送信者」に対して「ウイルスに感染してますよ」と伝えてあげることができました。
しかし、最近のウイルスメールの中には「送信者」の部分を改竄し、送信者以外の他のメールアドレスを表示させるものがあります。つまり、ウイルスメールの「送信者」は本物の送信者ではない場合がある、ということです。 ウイルスメールが来た場合には、すぐに「送信者」に対して「ウイルスに感染してますよ」と伝えるのではなく、メールヘッダーをみて、そのメールが本当に「送信者」から送られたのかを確認しましょう...