まりふのひと

「まめ録マクロ」の使い方

ファイル構成

まめ録は主に2っのファイルから成っています。
「主に」と言っている背景は、実際にはもっとあるからです。使い終わったら削除たり、隠しファイルにしているため、見た目にはわからないからです。

  1. まめ録Microsoft Excel ワークシート)
    • メインのファイルです。名前は「まめ録」である必要はありません。
    • 名前を変え、複数持っても(例えば、仕事用とプライベート用等)問題ありません。
  2. まめ録マクロMicrosoft Excel ワークシート)
    • まめ録にデータを収集するエクセルのマクロ(VBA)の塊です。
    • 名前を変えても問題ありませんが、後々のことを考えると変えないほうが無難です。
    • まめ録と同じフォルダに置くのがベストですが、必須ではありません。
      • まめ録と同じフォルダに置くと、まめ録マクロの起動が容易になります。(たぶん)


標準的なフォルダ構成

  • マイドキュメント
    • マイコレクション
    • まめ知識
    • まめ録
      • まめ録.xls
      • まめ録マクロ.xls


まめ録のワークシート

まめ録は4っのシートから成っています。

  1. まめ録 シート
    • ファイル名の一覧を作るシートです。
    • シート名の変更は可能です。
    • まめ録マクロを起動する前に、一番上(アクティブシート)にしておく必要があります。
  2. 予定 シート
    • 自分の予定を入力しておくシートです。
    • シート名の変更は不可です。
    • 運用は任意です。使わない時は、ヘッダー部(1行)を残して削除します。
  3. 祝祭日 シート
    • 祝祭日を入力しておくシートです。
    • シート名の変更は不可です。
    • 運用は任意,「国民の祝祭日」に限定する必要はありません。使わない時は、ヘッダー部(1行)を残して削除します。
  4. 設計 シート
    • まめ録をパソコン中の何処から収集するか‥‥ を指定するシートです。(必須
    • シート名の変更は不可です。
    • まめ録に取り込むフォルダ名を、ドライブから入力します。

[まめ録]シート

 列の見出し(1行目)(必須)

1行目は、項目名を含め下記とします。必須です。

セルA1B1C1D1E1F1G1H1
項目名No曜日区分予定カテゴリまめ録リンク

 列の設定(オプション)

データは「まめ録マクロ」が作りますが、結果を如何に見易くするかは全てオプション,即ち、自分で決めます。(設定する)
 以下は、作者の「セルの書式」設定です。

  • A列: No
    • 特になし。
  • B列:
    • 中央揃え
    • セルの書式設定 表示形式: “gee/mm/dd”(必須
       「必須」の理由は、日付の検索に表示書式が関係するからです。
    • 条件付き書式 [セルの値が]、[次の値に等しい]、“=today()” → フォントを太字+色付け
  • C列: 曜日
    • 中央揃え
    • セルの書式設定 表示形式: “aaa”
       「曜日」は、まめ録マクロが「日」より weekday関数 で得た値をセットします。
    • 条件付き書式 [セルの値が]、[次の値に等しい]、“1” → フォントを太字+色付け
      条件付き書式 [セルの値が]、[次の値に等しい]、“7” → フォントを太字+色付け
  • D列: 区分
    • 中央揃え
    • まめ録マクロが、次の値をセットします。






      コード内容
      0空行
      1祝祭日
      2予定
      3まめ録(ファイル名を編集したタイトル)

    • 条件付き書式 [数式が]、“=D1=1” → フォントを太字+色付け
      条件付き書式 [数式が]、“=D1=2” → フォントを太字+色付け
  • H列: リンク
    • 中央揃え
 行またはセルの設定(オプション)
  • 1行目(タイトル行)
    • 中央揃え
    • 塗りつぶしの色
    • 罫線: 格子
    • ウィンドウ枠の固定(列は、C、D、あるいは E にするか)
  • セルD1(区分) ‥‥ セルD1を選択した時、コードの説明文を表示する。
    • 入力規制/[入力時メッセージ]タブ タイトル: “区分コードの説明”
       メッセージ: “0:空行”8 “1:祝祭日”8 “2:予定”8 “3:まめ録”


§2.[設計]シート
ファイル名を取り込む条件を記述したシートです。

  • セルB2 より下に、取り込むファイル(取り込むのはファイル名であって、ファイルそのものは取り込まない。以下、同じ。)があるフォルダのアドレスを入力します。
    • 具体的には、取り込むファイルがあるフォルダを開いておき、アドレスをコピペします。
       但し、“マイドキュメント”は不可です。正式名“C:\Documents and Settings\ユーザー名\My Documents”であれば可能です。(たぶん)
  • A列には、B列のパス名のカテゴリを入力します。
    • 省略すると、最後のフォルダ名になります。
       例えば、上図の セルA4 を入力しないと“マイコレクション”となります。
  • A列のセルの先頭に半角アスタリスク(**)を付けると、直下のサブフォルダのファイルも取り込みます。
    例えば上図では、「マイコレクション」フォルダの下に「2009」「2010」フォルダがあるので、これも取り込みます。その時のカテゴリは、「マイコレ2009」「マイコレ2010」となります。
  • C〜I列: 前回処理の情報ですので、触らないでください。


§3.[祝祭日]シート
祝祭日を入力しておくと、まめ録シートに表示されます。

  • 入力するか否かは自由です。
  • 国民の祝日 である必要はありません。
  • 年月日がキーです。
    • 上図では、2011年1月1日は「元旦」になりません。同じ理由で、2009年1月1日も「元旦」になりません。
    • 将来的には、どなたかが「今年の国民の休日を作りましたぁ〜」と、Excelで公開してくれることを期待しています。
    • 同じ日があっても問題ありません。
  • 「月日」順に並べておく必要はありません。


§4.[予定]シート
[祝祭日]シートと同じです。使い分けは‥‥ 自由です。


§5.その他

  • まめ録シートのセルB1 をクリックした時、今日に移動する(選択する)VBA
     これを行うと、まめ録を開いたとき、【セキュリティ警告】が出るようになります。
    1. 「まめ録」を開きます。
    2. [Alt]+[F11]
    3. 【プロジェクト】ウィンドウの、Sheet*(まめ録) をダブルクリックする。
    4. 下記を右側(コード ウィンドウ)にコピペする。
      Private Sub Worksheet_SelectionChange(ByVal Target As Range)
      Dim c As Range

      If Target.Column = 2 And Target.Row = 1 Then
      Set c = Columns("B").Find(Format(Now, "gee/mm/dd"), LookIn:=xlValues)
      If Not c Is Nothing Then
      c.Select
      Else
      MsgBox "今日の「日」は、見つかりませんでした。" _
      , vbInformation
      End If

      End If

      End Sub
    5. [デバック]メニュー ⇒[VBAProjectのコンパイル]をクリックする。
    6. 何のメッセージも出なかったら、上書き保存する。
  • まめ録シートの セルG1 をクリックした時、まめ録マクロを起動する。
     「まめ録とまめ録マクロが同じフォルダにある」前提です。
    • まめ録シートの セルG1 に次を入力します。
      =HYPERLINK(".\まめ録マクロ.xls","まめ録")
    • これでまめ録マクロ起動すると、処理終了後、Microsoft Office が警告が出ます。(私のWindowsXPデスクトップ機の場合)

      順序が逆なので、[キャンセル]する必要があります。

まめ録マクロの使い方


  1. まめ録を開きます。
    • まめ録は[まめ録]シートをアクティブにしておく必要があります。(必須
  2. まめ録マクロを開きます。
    • セキュリティの警告が出ますので、[マクロを有効にする]。
       Excel のセキュリティが高いと、マクロは使えません。
    • 他にExcelを開いておくと、エラーメッセージが出ます。
  3. [まめ録更新]タブで、次を指定します。
    1. 更新期間
      • 1ヶ月: 通常はここでいいでしょう。
      • 全て削除後、当年のみ: 例えば昨年分は別メモ録にしたい時等に使えます。
         「当年」は変更できます。
      • 作り替え: 古いファイルの名前を変えた,カテゴリを変えた時等は、作り替えた方が無難です。
      • 予定のみ: 予定を更新し、結果を直ぐ見たい時に指定します。
  4. 予定を取り込む
    • 予定を取り込むときはチェックを入れます。
  5. カレンダー風にする
    • チェックを入れると、-10〜+20日間を目処に、予定がなければ空白行(日のみ)を入れます。
  6. [実行]をクリックします。
  7. 終了するとメッセージが出ます。[OK]をクリックすると、今日を選択します。