名刺は専用のソフトを使うと簡単に作成できますが、ワードで作るとなるとワードの機能をある程度知っていないとできません。即ち、「ワードの勉強」,「ワードの応用」なのです。
手順は次のようになります。
- 名刺・カードの大きさを決める(購入する)
- A4版1ページの用紙に10枚の名刺・カード(例えば、エレコム なっとく名刺)を売っています。上と下および左と右の余白が同じものは、裏面印刷も簡単で取扱が容易です。ミシン目が入っていますので、切り離しも簡単です。
- 名刺・カードに合わせて表を作成する
- ワードの [宛名ラベル作成]機能を使う と、簡単に表を作成できます。
- 購入した名刺・カードがメニューにあると選択するだけです。
- 自分でメニューに登録することができます。一度登録すると、繰り返し利用できます。
- 自分で表を作る時のポイント(Word2010の例)
- ワードの [宛名ラベル作成]機能を使う と、簡単に表を作成できます。
- 名刺をデザインする
- まず、左上のセルでデザインし、出来上がったら他のセルにコピーします。
- 印刷後、切り離す
■ 名刺・カードに合わせて表を作成する
ここでは、エレコム なっとく名刺 MT-JMN1IV(右図)を使用しました。
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- A4版 2列×5段(中央に空白部なし)
- 1枚のカードの大きさ: 91mm×55mm
- 上下余白: 11mm、左右余白: 14mm
この用紙の特徴は、「左右の余白が同じ」ことです。これは「表裏印刷ができる」ということです。「上下の余白も同じ」です。これは、印刷時、用紙の入れ方に気を配る必要がない と云うことです。
- 上下や左右に余白のない用紙は、敬遠した方が無難です。作り方が面倒ですし、カード一杯に使えません。
- 用紙が厚過ぎるとプリンタが負けます。インクジェット用と謳ってあるのがいいでしょう。
(今回使用するカードは、名刺としては薄過ぎるかもしれません。これはコストダウン‥‥ のためです。)
Word2003 の設定
名刺を作り易いように設定します。変更する前に「今の状態」を記録してください。名刺作成終了後「戻す」のに必要です。
- [表示]メニュー
- 印刷レイアウト: オンになっていること。
- ルーラー: チェックを入れる。
- 段落記号の表示/非表示: オンにする。
- グリッド線: チェックを外す。(表を使うので、煩わしい...)
- [罫線]メニュー
- [表グリッド線の表示]がある時は、クリックする。*1
これにより、表の罫線を消しても、表の形が判るようになります。
- [表グリッド線の表示]がある時は、クリックする。*1
- [ツール]メニュー ⇒[オートコレクトのオプション]
アドレスを名刺に入れる方にお勧めです。これにより、アドレスに下線が入りません。
- ページ設定
- 余白を用紙に合せる。
- 8標準の文字数を使う
- 表の作成
- 下余白の変更 ‥‥ 2ページ目の段落記号を1ページ目に入れるため
- 【ページ設定】ダイアログボックスを開く。
- 下余白を 0 にし、
- [OK]
- 「余白が印刷できない領域に設定されています。‥‥」の警告が出るので[修正]する。
- 余白を確認し(変わるのは下余白のみ)、[OK]。
- 1ページに納まったら完了。
1ページに納まらない場合は、表下の段落を選択し、フォントサイズを小さくする。
更新履歴
- 2014.10.29 Word2010の例を追記した。