まりふのひと

帯状疱疹

朝一で平生の病院に行った。診察の結果は「帯状疱疹」。三叉神経の辺りなのでということで、眼科は休診日だったが、院内に先生が居たのが幸いし診ていただいた。(1)今週は毎日通院(2)眼科は金曜日に再受診となった。
「安静にしていなさい」と言われたので、
   「寝ていないといけませんか?」‥‥「家の中をブラブラするのはいいです」
   「パソコンは?」‥‥「いいですョ」
で、ひとまず一安心した。
帰宅後、“帯状疱疹”でインターネットを検索。どこのサイトも同じ内容であった。

  • 虫に刺されたかもしれぬが、「生兵法は大怪我のもと」になるところ、いや、なるかもしれない‥‥
  • 痛い時はアイスノンで冷やした。逆効果だったようだ。
  • 畑をはじめとする外の作業は、当面中止する。
  • 治癒まで3週間かぁ〜 パソコン同好会は‥‥とりあえず今週末の状態で決めよう。

帯状疱疹 …… ウィキぺディア
 帯状疱疹(たいじょうほうしん、Zoster)とは、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされるウイルス感染症の一種。
原因
 一度水痘になると、例え水痘が治癒しても水痘のウイルスが神経節の中に潜伏している状態が続く。ストレスや心労、老齢、抗がん剤治療・日光等の刺激によって、ウイルスが神経細胞を取り囲んでいるサテライト細胞の中で、再度増殖する(再活性化する)ことによって生じるのが帯状疱疹である(余談だが、潜伏状態自体に害はない)。
一般的な症状
 神経に沿って帯状に赤い発疹と水ぶくれが出現し、疼痛を伴う。前兆としてだいたい1週間くらい前から違和感やぴりぴりした痛みを感じることもある。水ぶくれは左右どちらかの半身にしか出ないことが特徴。
 三叉神経に帯状疱疹ができたときは注意が必要である。髄膜炎脳炎にいたるおそれもある。目の中にできると角膜炎や結膜炎を併発し失明に至ることもある。
予防
 60歳以上に1回接種。岡・メルク株の弱毒生ワクチンである。2006年にアメリカをはじめ多くの国で承認。日本は未承認であるため、個人輸入を取り扱っている医療機関に申し込むことにより接種可能となる。
 又、帯状疱疹になる人はストレスや疲労により免疫力が下がっている状態なので、 慢性的に不規則な生活を送る事や、過度の疲労、心労を要する作業を続ける事は控えた方が良い。 頻繁に再発してしまう事になる。
 規則正しい生活と、十分な栄養の摂取、心の安静が必要である。
その他
 この病気に関しては、患部を冷やすのはかえって逆効果である(外傷ではなく神経の病気であるため、冷やすとかえってウイルスの働きを助長してしまう)。
 温湿布・カイロ等で温めるのも良い。但し、乾燥肌の人は温めると痒みが現れるため、やめておくこと。
 水ぶくれ(腫れ部分)が破れると細菌感染が起こりやすくなる。細菌による化膿を防ぐため、水ぶくれは破らないよう注意する。 また、入浴に関しては医師に判断してもらうのが良い。水ぶくれが破れた状態で入浴すると、患部に細菌が付着し、状態の悪化に繋がる恐れがある。

おしえて皮膚科1 帯状疱疹 …… 吹田医療福祉センター

 幼い頃、ほとんどの人がかかったことのある病気、水ぼうそう。そのウイルスは、実は治ったあとも身体に潜んでいて、何かのきっかけで抵抗力が落ちるとまた発症してしまいます。これが帯状疱疹です。
抵抗力が弱った時は要注意
 水ぼうそうをおこしたウイルスは、治療後は身体のなかの神経節に隠れています。そして、疲れや風邪、加齢などで抵抗力が落ちた時に、再活動を始め、神経を伝わって皮膚に現れます。帯状疱疹の多くが痛みを伴うのは、ウイルスが神経を伝わって現れてくるためです。
発症から治癒まで
最初の症状は、ほとんどが痛み。身体の左右どちらか片方にチクチクした痛みが起こり、しばらくするとその部分が赤くなり、やがて水ぶくれになっていきます。それが濁って黄色くなったあと黒褐色のかさぶたに、という経過をたどります。かさぶたが取れて治っていきますが、ひどい時は潰瘍になることも。痛みが始まってから水ぶくれが治るまでの間は、通常、約3週間から1ヵ月です。
できる場所に注意
 水ぶくれのできる場所は、人によって違います。胸から背中にできる人。お腹にできる人もあれば、顔や腕、足にできる人もいます。顔にできた場合、目のそばに及ぶと眼球を傷つけたり、耳の近くにできると顔面神経マヒを生じたりすることもありますので、注意が必要。いずれにせよ、早めに医師の治療を受けるようにしましょう。
帯状疱疹にかかったら
:人にうつしてしまうことはありますか。
帯状疱疹が人にうつることはほとんどありません。ただし、水ぼうそうになっていない人と接触すると、相手が水ぼうそうになってしまうことがあります。水ぶくれが治るまでは、まだ水ぼうそうにかかっていない赤ちゃんや子供、妊産婦さんなどには接触しないほうがよいでしょう。
:日常生活ではどんなことに注意すればいいですか。
:疲れやストレスなどで抵抗力が落ちている証拠なので、無理をせず安静に。栄養と睡眠を充分にとることが大切です。また、神経のダメージもありますので痛いからといって冷やすとかえって痛みが増してしまいます。できるだけ温めるようにしましょう。
:どんな治療が有効ですか。
:症状が出たら、できるだけ早い時期に治療を始めるほうが早く治ります。吹田病院では、主にウイルスの活動を抑制する薬を内服もしくは点滴する方法をおこなっています。しかしそれだけでは痛みは軽減しにくいので、痛みや発疹のひろがりに応じて痛み止め、外用を併用してもらいます。
:再発することはありますか。
:ふつうは一度帯状疱疹にかかると免疫力がついて再発はないとされます。しかし身体の免疫機能がひどく弱まった時などは、何度か生じることもあり得ます。再発する患者さんは、およそ100〜200人にひとりぐらいといわれています。
:後遺症はありますか。
:時に神経痛などの痛みが残ることがあり、長い人では数年にも及びます。特に発症年齢が高かったり、皮疹がひどくなった人、治療までに時間のかかった人などは、痛みが残りやすいようです。このような場合には、医師の指導にしたがって治療を続けてください。

 状疱疹は、おとなの10〜20%がかかるといわれている比較的ポピュラーな病気です。少しでも早く適切な治療を受けることが望ましいので、気になる症状があらわれたらすみやかに皮膚科の診断を受けるようにしましょう。(皮膚科医長・北川恵子)