まりふのひと

家計簿77で「医療費明細書」をExcel で仕上げた‥‥ が、税務署がウンと言うかは別


 13日、「医療費の明細書」(右図)を家計簿77から作ろうと挑戦したが、最後の仕上げで Wordに浮気してしまった。で、確定申告が始まってしまったので、「晴耕」の日でも「Excelで仕上げよう‥‥」と、2015年家計簿77とにらめっこした...

完成した医療費の明細書(A4版 横)


 内容は別にし、この様式で税務署(税務課)が首を縦に振るか‥‥ が、最大の課題。その結論はもう少し先になる...

 家計簿77から「医療に明細書」を作った方、作ろうとしている方,あるいは「2016年分は作りたい」方がおられればコメントしてください。
 田布施町高齢者いきいき館を予約しますので、トライしてみませんか?

準備

マクロのバージョンを上げる
  • 麻里府発 4 まりふのひとの「公開」OneDrive より、マクロ家計簿77のバージョン1.34a をダウンロードする。
  • ついでに「医療費明細書ヘッダー」(Excelワークシート)を、右クリック ⇒[ダウンロード]し、自PCの家計簿77フォルダに[名前を付けて保存]してください。
※「医療費明細書2015」の準備

 2015年家計簿を壊さないために、

  1. 2015年の家計簿を同じフォルダーにコピーする。
  2. 出来たファイルの名前を「医療費明細書2015」に変更する。
※ マクロが使えるようにする
  1. 「医療費明細書2015」を開く。
  2. 総収支・シートより、[メニュー]をクリックし、
  3. メニューが表示されたら[×]で閉じる。
※ クイックアクセス ツールバーにボタンを追加する

 よく使う[マクロの表示]と[印刷プレビュー]をクリック一発で操作できるようクイックアクセスツールバーに表示する。

  1. [クイック アクセス ツールバーのユーザー設定](右端のボタン)⇒[その他のコマンド]をクリックする。
  2. 「コマンドの選択」を[すべてのコマンド]に変更し、
  3. マクロの表示]を選択する。
  4. [追加(A) >>]をクリックする。
  5. 更に、[印刷プレビュー(全画面表示)]を選択し
  6. [追加(A) >>]をクリックする。
ヒント
  • [マクロの表示]は最上部(クイック アクセス ツールバー上では左端)に位置させた方が探しやすいかも...(任意)
※ 総収支・シート以外は非表示にする

 [ワークシートの挿入]すると総収支・シートが隠れ、新しいワークシートをアクティブにすると総収支・シートが隠れる‥‥ 等、煩わしいので、総収支・シート以外は「全て非表示」にしてしまえェ〜〜〜

  • 基本操作は、シート見出しを右クリックし ⇒[非表示]をクリックする。
  • シートの範囲選択は、最初はクリック,最後は Shirft+クリック。

  • 総収支・シートはこの前提で入力してあるものとする。
    • 品名に病院・薬局などを記入する。
    • 費目は「医療を受けた人」別に設定する。
    • 「治療内容・医療品名など」があれば備考に記入する。
    • 領収書に一連番号を付ける「通し番号」という列を設ける。
ヒント

 非表示にしたシートを再表示するには、

  1. [ホーム]タブ/セルGr.の[書式]をクリックし、
  2. [非表示]/[再表示]⇒[シートの再表示]をクリックする。
  3. 【表示するシート】ダイアログボックスより
    1. 表示するシートを選択し、
    2. [OK]をクリックする。

 一括再表示するには、メニューの[シートの一括表示]をクリックする。



§1.医療費明細書の項目を作る

  1. [総収支]シートをアクティブにする。
  2. [フィルター]をオンにする。
  3. [費目]の中から、医療費控除対象費目を選択する。
    • 例えば、「医療費Y★」と「医療費R★」
    • ついでにその「支出」の合計(例えば、126,510円)を控える。(任意)
  4. 明細書1」を作る。
    1. 左上隅のセル(A1)を選択し、Ctrl+Shift+*
    2. コピー(Ctrl+C)
    3. 新しいワークシートのセルA1 に貼り付ける。
      • [貼り付けのオプション]⇒[値と元の書式]を選択すると、ボタンが消える。(お勧め)
      • その後、列幅は適宜調節する。
    4. シート名を「明細書1」に変更する。

  5. 「明細書1」シートをアクティブにする。
  6. 使わない列を削除する。
    • 必要な列:品名、費目、入金、支出、通し番号、備考‥‥ のはず。
  7. 列を入れ替え、「医療費の明細書」と同じにする。(太字が項目名)
    1. 例えば「費目」列を選択し、
    2. 右クリック ⇒[切り取り]をクリックする。
    3. A列を選択し、
    4. 右クリック ⇒[切り取ったセルの挿入]する。

列番号申告項目家計簿77の項目
医療を受けた人費目
続柄なし(列挿入)
病院・薬局などの所在地・名称品名
治療内容・医薬品名など備考
支払った医療費支出
生命保険や社会保険などで補填される金額入金
なし(なし。
列を挿入し、初期値として All 1 をセットする。
なし通し番号

§2.医療費明細書を完成させる
  1. 明細書1・シートを並べ替える ‥‥ 「8ふりがなを使わない」がお勧め。
    • 費目/品名/備考/通し番号
    • 昇順/降順は適宜決める。

  2. データの整合性を図る。
     まりふのひとの場合、
    • クスリ岩崎チェーン」と「くすり岩崎チェーン」があり、後者(領収書にある名前)に統一した。
    • 備考 ‥‥ 治療内容・医療品名
      • 表現を統一する。
        • 「歯医者」の治療内容は何?
      • 品名が「すべて同じ」場合、削除した方が後で楽? *1 かもしれないが、ここでは削除しないことにする。
    • データを修正したら、再度、並び替える。(必須)

  3. 小計]する
    1. グループの基準:費目
    2. 集計の方法:合計
    3. 集計するフィールド:R支出、R入金、R
    4. R現在の小計をすべて置き換える
      R集計行をデータの下に挿入する
    5. [OK]

  4. [小計]する(2回目)
    1. グループの基準:品名
    2. □現在の小計をすべて置き換える
    3. [OK]

  5. [小計]する(3回目)
    1. グループの基準:備考
    2. [OK]

  6. 列幅を調節する(任意)

  7. セルA1を選択し、
  8. Ctrl+Shift+*
  9. Ctrl+C
  10. 新しいシートのセルA1に貼り付ける。
    • シート見出しを“明細書2”にする。(任意)
§3.集計行のみにする
  • 明細書2・シートをコピーし、明細書3・シートを作り、アクティブにする。
    (明細書2・シートは失敗した時のために、そのまま残しておく)
  • 最終的には、「集計行」のみ残す‥‥ ことになる。そこで、集計行に、「結合した通し番号」を入力する。
  1. マクロが使えるようにする。
    1. 総収支・シートの[メニュー]をクリックし、
    2. メニューが表示されたら、[×](閉じる)。
  2. H列のセルの書式
    1. 明細書3・シートをアクティブにする。
    2. H列(通し番号)を選択し、右クリック ⇒[セルの書式設定]。
    3. [配置]タブの「□縮小して全体を表示する」のチェックを外す。(何回かクリックする)

  3. 「通し番号」を集計行に入れる。
     例えば上図で、
    1. セルH2〜H5を選択し、
    2. (クイックアクセスツールバーの)[マクロの表示(Alt+F8)]をクリックする。
    3. [〜選択した通し番号セルを結合しクリップボードに送る]をダブルクリックする。
      • 選択して[実行]するのと同じ。
    4. 『*個の「通し番号]を結合し、クリップボードに送りました。』が表示されたら、
      • セルH6がアクティブになっているのを確認する
      • [はい]をクリックする。
      • 結合した通し番号が表示される。
  4. 同様にして、「備考」の「**** 集計」行に通し番号を入力する。

  5. 「集計」行以外を非表示にする。
    1. セルA1を選択し、
    2. [マクロの表示(Alt+F8)]
    3. [〜集計行以外は非表示にする]をダブルクリックする。
    4. 確認メッセージが出るので[OK]。
§4.明細書を完成させる
  1. 明細書H・シートを作る。
    1. 「医療費明細書ヘッダー」を開く。
    2. シート見出し「明細書H」を、右クリック ⇒[移動またはコピー]する。
      • 移動先ブック名:医療費明細書2015.xlsx
      • 挿入先:(末尾へ移動)
      • Rコピーを作成する(必須)
    3. 設定を確認して[OK]する。

    4. 明細書H・シートが出来たことを確認する。(シート見出しの変更可)
  2. 明細書3・シートの可視セルを明細書4・シートにコピーする。
    1. セルA1を選択し、
    2. Ctrl+Shift+*(テンキーの[*]は不可)
    3. Alt+;(セミコロン)
      • [ホーム]タブ/編集Gr.の[検索と選択]⇒[条件を選択してジャンプ]⇒8可視セル ⇒[OK]
    4. Ctrl+C
    5. 明細書H・シートのセルA6に貼り付ける
    6. 明細書ヘッダーと項目の対応を確認し、第6行を行削除する。
ヒント
  • 領収書のセルの書式は、R折り返して全体を表示する にする。
  • 病院・薬局の集計値と治療内容の集計値が同じ場合、“病院・薬局の集計”を移し、病院・薬局の集計行を削除すればよい。


*1:Excelの[小計]の機能上の問題。