まりふのひと

RGB、カラーコード、カラーネームについて

■ いきさつ

 Excel 2010演習問題集の Lesson43(セミナー アンケート)および Excel 2007演習問題集の Lesson44(セミナー アンケート)に

Hint!
●条件付き書式:条件「次回のイベントが不参加のセル」・書式「明るい赤の背景」
とある。条件付き書式で「塗りつぶしの色」を[明るい赤]にせよ! と言っている。
条件付き書式 結果
これを[ルールの管理]⇒[ルールの編集]
⇒[書式]で見ると、

  • フォントに[濃い赤]という色は見当たらない。
     色の文字情報としては、[その他の色]⇒[ユーザー設定]のみか?(右図)
  • 塗りつぶしにも[明るい赤]という色は見当たらないどころか、色の名前も表示されない。
     色の文字情報としては、[その他の色]⇒[ユーザー設定]のみか?(右図)

 ここの RGB、赤、緑、青って何?


■ RGB、カラーコードとは


 例えば Excel(Wordも同じ。ペイントにもある)の

  1. [フォントの色]⇒[その他の色]をクリック、
  2. 【色の設定】ダイアログボックスの[ユーザー設定]タブをクリックする

と、右図の画面になる。(フォントの色が自動=黒 の場合)
ここのカラーモデルの RGB、赤,緑,青の値 は何を表しているのだろうか...


  • RGB

     RGBは、コンピューターのモニターやデジタルカメラの画像データなどでデジタル画像全般に使用されるカラーモードで、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の「光の三原色」を用いるとこでカラーを表現します。
    これを加法混合といい3色の光をすべて混合すると白になります。
  • CMYK(参考)

     CMYKはカラー印刷用のカラーモードで、C(シアン/藍)、M(マゼンタ/紅)、Y(イエロー/黄)の「色の三原色」に K(ブラック/墨)を加えた4色を塗り重ねてカラーを表現します。
    これを減法混合といい、CMYのカラーをすべて混合すると理論上ブラックになりますが、印刷の都合上CMYのインクを重ねても自然なブラックにならず、文字をブラックにすることが多いため K がプラスされています。


 現在のパソコンは、RGBの3色に色の強さが 256種類(0〜255)あり、これらを組み合わせると 256×256×256=16,777,216 即ち 1,677万の色(フルカラーと呼んでいる)を作ることができる。



 右図は、はてなダイアリーの[文字色]をクリックした状態。
色の表し方は、通常、「RGBの3色を16進数(#000000 ‥‥ 左から R:00、G:00、B:00)で指定する。または下の色をポイントすると、その色コードが表示される。

 カラーネームで指定できる場合もある。

 例えばはてなダイアリーで、“文字の色を「」にする” と、
文字の色を「<span class="deco" style="color:#FF0000;">赤</span>」にする
となる。これを
文字の色を「<span class="deco" style="color:red;">赤</span>」にする
とすることも出来る。


 Excelでは、16進数(00〜FF)で指定するのは一般的でない(たぶん)ことから、10進数(0〜255)で指定するようになっている‥‥ と、思われる。

今日の結論

  • 「濃い赤」,「明るい赤」という色は、Excel 2007 および 2010 にはない。
  • Excel 2003に「濃い赤」はあったが、「明るい赤」は見つけられなかった。(右図、下から3段目の左端は「ローズ」)