まりふのひと

Wordで作るB5判クラフト角8領収袋(デザイン封筒の文字位置合わせ)


 右図のようなクラフト紙の封筒(B5判クラフト角8領収袋 18枚入り)が 100円ショップに売っています。これに、会員番号と名前を印刷し、領収袋として使おう‥‥ と、いうもの。
 同じ大きさでまっさらの封筒(B5判クラフト角8給料袋 24枚入り)も売っていた。
Word で印刷するにはこちらの方が簡単だが、ここではあえて難しい領収袋に Word2010 で挑戦する。



§1.作り方の考え方

 この方法がベストか否かは判りません。ただ、Word の勉強にはいいのではないか‥‥ と、思われます。

  1. ページ設定で、用紙の大きさは封筒に合せる。
  2. 表を挿入し、入力する位置を決める。
  3. Excel で名簿一覧表を作成し、差し込み印刷する。
§2.ページ設定と表の大きさを決める

 表の大きさを決めるため、封筒に線を引き、実測する。

  1. 封筒の大きさ: 119×194mm ‥‥ 角形8号
    • これは、封筒の包みに書いてある。これを信頼し、そのままページ設定した。
  2. 余白: ページトップの図の
    • (1)上余白: 10mm
    • (2)左余白: 10mm
    • (3)右余白: 10mm

       この値でページ設定する。
       下余白は既定値(30mm)のままとし、変更しなかった。今回は、変更する必要もない。
  3. 文字数と行数の指定(ページ設定/文字数と行数タブ)
    • 8標準の文字数を使う
§3.表の挿入

≪予備調査≫

行の高さ列の幅
(4): 10mm(8): 67mm
(5): 7mm
(6): 7mm
(9): 87mm
(7): 6.5mm(10): 51mm
(11): 51mm

≪表の設定≫

  1. 4行×2列の表を挿入する。
  2. 表のプロパティを開き([レイアウト]タブ/表Gr.の[プロパティ])、
    [表]タブの[オプション]をクリックする。
    1. 「既定のセルの余白」を、上下左右とも 0mm にし、
    2. [OK]
  3. [OK]で表のプロパティを閉じる。

 これにより、左右の余白と右および左の罫線が揃う‥‥ はず。揃わなければ揃える。

  1. 表の幅を指定する。
     表の幅=119-(10+10)=99mm
    1. 表のプロパティを開く。
    2. [表]タブの
       ・R幅を指定する。
       ・値を 99mm にする。
    3. [OK]で閉じる。

 以下、Excel方式で‥‥ セルの幅を指定する。

  • [レイアウト]タブ/セルのサイズGr.の[列の幅指定]値を注目する。
  • セルA1 を選択する。
  • 右側の罫線を(Alt+)ドラッグし、列の幅を(8)の値にする。(四捨五入して一致すればよい)
    • 参考)67÷((25.4/72)*10.5)=約 18.8文字
  • セルA2 を選択する。
  • 右側の罫線を(Alt+)ドラッグし、列の幅を(9)の値にする。(四捨五入して一致すればよい)
    • 参考)87÷((25.4/72)*10.5)=約 23.5文字
  • セルA3〜A4 を選択する。
  • 右側の罫線を(Alt+)ドラッグし、列の幅を(10),(11)の値にする。(四捨五入して一致すればよい)
    • 参考)50÷((25.4/72)*10.5)=約 13.5文字

 次に、行の高さを指定する。

  1. [レイアウト]タブ/表Gr.が使える状態にしておく。
  2. 1行目を列選択する。
  3. [表のプロパティ]⇒[行]タブをクリックする。
    1. R高さを指定する にし、
    2. 値を(4)の数値にする。
    3. 高さを[固定値]にする。
    4. [OK]で閉じる。
  4. 2〜3行目を列選択する。
  5. [表のプロパティ]⇒[行]タブをクリックする。
    1. R高さを指定する にし、
    2. 値を(5),(6)の数値にする。
    3. 高さを[固定値]にする。
    4. [OK]で閉じる。
  6. 4行目を列選択する。
  7. [表のプロパティ]⇒[行]タブをクリックする。
    1. R高さを指定する にし、
    2. 値を(7)の数値にする。
    3. 高さを[固定値]にする。
    4. [OK]で閉じる。
§4.文字を入力し書式を設定する
  • フォントやフォントサイズは、バランスをとって行う。
  • 位置は、セル毎に[レイアウト]タブ/配置Gr.([セルの配置])で行う。
§5.文字の位置の微調整
  1. 微調整するセルにカーソルを移す。
  2. [ページレイアウト]タブ/段落Gr.の
     スピンボタンは 0.5字単位で増減する。値を直接入力するか、例えば“1mm”等と入力すると微調整が利く。
    値を増やした時の効果は、
    • j左インデント
      • 左揃えの場合、右に移動する。
      • 中央揃えの場合は、移動量は半分になる。
      • 右揃えの場合は効果ない。
    • k右インデント
      • 右揃えの場合、左に移動する。
      • 中央揃えの場合は、移動量は半分になる。
      • 左揃えの場合は効果ない。
    • l前の間隔
      • 上揃え(通常)の場合、文字が下がる。
    • m後の間隔
      • 下揃えの場合、文字が上がる。
§6.試行結果

 3回目の試行で、止めた。

  • 時間を手間を掛けても「評価」されない。(たぶん‥‥ 販売するのであれば別)
  • 適当に妥協するのが肝要‥‥ かも。
    • 4回目を行うとすれば、3行目の行高を+1mm するといいかも...