フラッシュメモリーの寿命は新品で5〜10年らしい

以前、MAPS でも話が出たが、「長期保存に使うべきではない」と言った記憶がある...
この疑問の解答が日経パソコンのメルマガにあった。(フィードにもあった)

(3)【フラッシュメモリー編】 長期間放置するとセル内の情報が消える:データ消失の謎
  • フラッシュメモリーを内蔵する代表的な製品としては、パソコン間でデータをやり取りするUSBメモリー、デジタルカメラで使うメモリーカード、携帯音楽プレーヤーなどがある。
  • フラッシュメモリーは永遠にデータを記録できる"万能の器"ではない。メモリー内部では電気的な方法でデータを保持しているが、そのデータは永遠に保持することはできず、5年から10年も放置すると消える可能性がある。さらに何度もデータ記録を繰り返すと劣化するという特性もある。
  • フラッシュメモリーの内部で1ビットを記録するセル(素子)を拡大して見ると、中央部分に、絶縁体で囲まれた浮遊ゲートという小部屋がある(図2)。この小部屋の中に電子を出し入れすることで、データを記録しているのである。
  • 電子をためる際には、上の制御ゲートに20V程度の電圧をかける。そうすると、下の半導体部分から電子が集まり、浮遊ゲートの内部に入っていく。通常、電子は絶縁体を通り抜けることはできないが、高いエネルギーをかけると、一定の確率で絶縁体をすり抜ける。これは物理学の用語でトンネル効果と呼ばれている。
  • 浮遊ゲートの中に電子が入っている状態を「0」、電子が入っていない状態を「1」として、複数のセルに情報を記録する。
  • フラッシュメモリーのデータが消えてしまう理由は、浮遊ゲート内にためていたはずの電子が逃げ出してしまうから。
  • MLC は書き換え可能回数が3000〜1万回程度、データ保持期間は5年程度とSLCよりも短い(図4)。何もせずに机の中に入れておくだけで5年後にはデータが消えていた、という事態が起こり得るということだ。
  • MLCで5年程度というデータ保持期間はあくまでも新品の場合の数値である。書き換え可能回数が3000回のフラッシュメモリーで「3000回近く書き換えていれば、データ保持期間は1年程度が目安と考えてほしい」(東芝)とメーカーは言う。