【目次】
- いきさつ
- リフィル
- ページ設定
- 目次ページの作成
- §1.ヘッダーにタイトルを入力する
- §2.フッターにファイルのある場所(パス)を表示する
- §3.ページ罫線を入れる
- §4.目次のページは偶数にする
- 備忘録ページの準備
- §1.備忘録のページを作る
- §2.ヘッダー、フッターの変更
- スタイルの作成
- §1.まず入力し
- §2.デザインする
- §3.スタイルを登録する
- 備忘録の入力
- 目次の作成
- §1.目次の新規作成
- §2.目次の更新
- 備忘録の並び替え
- サンプルデータ
▲ いきさつ
インターネットを使っていると、だんだん ID.やパスワード等が増える。
いちいち覚えてられないので、紙copi Lite *1 に入力しておき、必要なつどコピペしていた。
このファイルを取り外しが出来る*2 ようにと
「バックアップ」って簡単に言うが、結構、大変の作業。機械的(自動的)に行うと、壊れたファイルをバックアップする可能性がある。かといって 世代管理 する気はない。
そこで、印刷しておくことに‥‥ 印刷するのであれば、システム手帳 *3 がいいかなぁ〜
Wordは起動に時間が掛かるので出来れば避けたいが、背に腹は代えられない...
そこで、よくわかる Microsoft Office Word 演習問題集 Lesson72 を参考に、
j目次 のある備忘録を、入れ替え(並び替え)が簡単にできるようkスタイルを設定し、l両面印刷 で作くろうかと。普段は手帳を見れば、そろそろバックアップ(再印刷)した方がいいかなぁ〜 と思うだろうから...
▲ リフィル
- 今回 使用したのは「バイブルサイズ」。平生の100円ショップで、無地の 95×170mm,80枚入りを購入した。
- ネット上にもある(例えば、http://www.nplan.jp/system/b6.html)が、100円ショップの方が安いようだ。質が違うのであろう...
▲ ページ設定
- 「用紙サイズ」では「サイズを指定」とし、幅は 95mm、高さは用紙メーカーにより 1〜2mm違うようで、今回は 170mmとした。
- 「文字数と行数の指定」では、「標準の文字数を使う」ことにした。
- 「余白」は、上下:14mm、左右:10mm とした。
- 左右は両面印刷の関係で同じ値とした。
- 左右を10mmにすると文字の左端が、用紙の穴に引っかかるが、「それでなくても幅が狭いので、あまり大きくできない」,「実用上、支障は無い」のでこの値とした。
- 「ヘッダーとフッター」では、ヘッダー:6mm、フッター:6mm とした。
- [フォントの設定] ‥‥ 任意
用紙の幅が狭いので、MS UI Gothic とした。難点は、他フォントに比べ、半角ドットが小さい。これは、個々にフォント指定で対応することにする。 - 日本語用のフォント: MS UI Gothic
- 英数字用のフォント: (日本語用と同じフォント)
- [グリッド線]
- 文字グリッド線の間隔は、0.5字 とした。
上記の設定は、最初から「こうした」のではなく、試行錯誤した結果「こうなった」という値である。
▲ 目次ページの作成
- 目次は Word の機能で作る。
- 文書の先頭に「目次」を作る。
- 今回は「両面印刷」するので、目次は偶数ページがベスト。
- 目次が何ページになるかは作ってみないと判らないので、当面、1〜2ページとする。
- 目次のタイトルは各ページに表示した方がいいので、ヘッダーに入力する。
- このため、備忘録のページとはセクションを分ける必要がある。
- セクションを分けたついでに、フッターにはファイルのある場所(パス)を入れるものとする。
- ページ罫線を入れる。
§1.ヘッダーにタイトルを入力する
- ヘッダーを表示する。
- Word2010: [挿入]タブ/ヘッダーとフッター グループの[ヘッダー]をクリックし、[ヘッダーの編集]をクリックする。
- Word2003: [表示]メニュー ⇒[ヘッダーとフッター]をクリックする。
- タイトル(例えば、“備忘録・目次”)を入力し、
- フォント、フォントサイズを設定し、
- 中央揃えする。
- ヘッダーを閉じる。
- Word2010: [デザイン]タブ/閉じる グループの[ヘッダーとフッターを閉じる]をクリックする。
§2.フッターにファイルのある場所(パス)を表示する
- フッターを表示する。
- Word2010: [挿入]タブ/ヘッダーとフッター グループの[フッター]をクリックし、[フッターの編集]をクリックする。
- フッターにファイルの場所を表示する
- Word2003: 前述の手順でヘッダーを表示し、【ヘッダーとフッター】ツールバーの[ヘッダー/フッターの切り替え]をクリックする。
- Word2010: [デザイン]タブ/挿入 グループの[クイックパーツ]をクリックし、[フィールド]をクリックする。
Word2003: [挿入]メニュー ⇒[フィールド]をクリックする。 - 【フィールド】ダイアログボックスで
- 「フィールドの名称」の[FileName]をクリックし、
- 「ファイル名にパスを追加」にチェックを入れる。
- [OK]をクリックする。
- フッターに戻ったら、表示されている文字を選択し、フォントの設定を行う。
- 本文よりフォントサイズは小さい方がよい。(たぶん)
- フッターを閉じる。
- Word2010: [デザイン]タブ/閉じる グループの[ヘッダーとフッターを閉じる]をクリックする。
§3.ページ罫線を入れる
- 【線種とページ罫線と網掛けの設定】ダイアログボックスを開く。
- Word2010: [ページレイアウト]タブ/ページの背景 グループの[ページ罫線]をクリックする。
- Word2003: [罫線]メニュー ⇒[線種とページ罫線と網掛けの設定]をクリックする。
- [ページ罫線]タブでページ罫線を設定する。(設定は任意)
- ページ罫線のヘッダーまたはフッターの文字列に掛かる場合は、ページ設定で上または下余白を大きくする必要がある。
- 下の罫線が掛かる場合は、「下の罫線を引かない」という方法もある。
- [オプション]をクリックする。
これは、ページ罫線を引く基準を変えるため。 - 「基準」を「本文」にし、
- 余白は、上下: 1pt、左右: 4pt とする。
- 再設定すると、何故か「下」の値が変わる現象がある...
- [OK]をクリックする。
- 元の画面に戻ったら、「設定対象」を「このセクション」にし、
- 設定対象も、そのつど「文書全体」に戻るようだ...
- [OK]をクリックする。
▲ 備忘録ページの準備
これは1回のみ行う。
§1.備忘録のページを作る
Word2010とWord2003では動作が違うようだ...
- Word2010
- 目次の最後のページのページ末にカーソルを移す。
- このテキストどおりであれば、[Ctrl]+[End](カーソルを文末に移動)でよい。
- ステータスバーに「セクション: 1 ページ: 2/2 行: 1 列: 1」と表示される。
- 改ページする。([Ctrl]+[Enter])
- ステータスバーに「セクション: 1 ページ: 3/3 行: 1 列: 1」と表示されるはず。
- [ページレイアウト]タブ/ページ設定 グループの[ページ/セクション区切りの挿入]をクリックし、
- [現在の位置から開始]をクリックする。
- ステータスバーに「セクション: 2 ページ: 3/3 行: 1 列: 1」と表示される。
- 目次の最後のページのページ末にカーソルを移す。
- Word2003
- 目次の最後のページのページ末にカーソルを移す。
- このテキストどおりであれば、[Ctrl]+[End](カーソルを文末に移動)でよい。
- ステータスバーに「2ページ 1セクション 1行 1桁」)と表示されるはず。
- [挿入]メニュー ⇒[改ページ]をクリックし、
- 「次のページから開始」を選択,
- [OK]をクリックする。
- カーソルが移動し、ステータスバーに「3ページ 2セクション 1行 1桁」と表示される。
- 目次の最後のページのページ末にカーソルを移す。
§2.ヘッダー、フッターの変更
ヘッダーは削除し、フッターにはページ番号を入れる。更に、ページ罫線は削除する。
- 3ページにカーソルを移す。
- ヘッダーを編集状態にする。(ダブルクリック)
- [前と同じヘッダー/フッター]をオフにする。
- Word2010は、[デザイン]タブ/ナビゲーション グループにある。
- Word2003は 【ヘッダーとフッター】ツールバーにある。
- ヘッダーの全行を選択し、
- [Delete]する。
- ヘッダーの編集を終了する。(文書エリアをダブルクリック)
- フッターを編集状態にする。(ダブルクリック)
- [前と同じヘッダー/フッター]をオフにする。
- Word2010は、[デザイン]タブ/ナビゲーション グループにある。
- Word2003は 【ヘッダーとフッター】ツールバーにある。
- フッターの全行を選択し、
- [Delete]する。
- “−−”(全角ハイフン2っ)を入力する。(任意)
- ハイフンの間にカーソルを移し、
- ページ番号を挿入する。
- Word2010は、
- [デザイン]タブ/ヘッダーとフッター グループの[ページ番号の挿入]をクリック、
- [現在の位置]をクリック、
- [番号のみ]をクリックする。
- [デザイン]タブ/ヘッダーとフッター グループの[ページ番号の挿入]をクリック、
- [ページ番号の書式設定]をクリックし、
- 「開始番号」を“1”を入力して、
- [OK]
- Word2003は、
- 【ヘッダーとフッター】ダイアログボックスの[ページ番号の挿入]をクリックする。
- 【ヘッダーとフッター】ダイアログボックスの[ページ番号の書式設定]をクリックし、
- 「開始番号」を“1”を入力して、
- [OK]
- Word2010は、
- フォントおよびフォントサイズを設定し、(任意)
- [中央揃え]する。
- フッターの編集を終了する。(文書エリアをダブルクリック)
- ページ罫線を削除する。
- カーソルがセクション3にあることを確認し、
- 【線種とページ罫線と網掛けの設定】ダイアログボックスを開く。
- [ページ罫線]タブの
- 「種類」の[罫線なし]を選択し、
- 「設定対象」を[このセクション]にし、
- [OK]でダイアログボックスを閉じる。
▲ スタイルの作成
備忘録のスタイルを決める。
- 備忘録を大きく2っに分類する。(大分類)
- IT関連
- インターネット等で使用する ユーザーID.やパスワード等。
- 覚書
- 私の場合は‥‥ 息子の住所や生年月日,携帯電話番号。シルバー人材センターの会員番号等。
- IT関連
- 備忘録の項目を中分類とする。
- 中分類が細分化される時は小分類とする。
以下は試行中で、改善の余地がある...
§1.まず入力し
- IT関連
- ふ フリーメール
- ID:oidemase
- メールアドレス:oidemase@****
- パスワード:マイホーム1
- ID:marifupc
- メールアドレス:marifupc@****
- パスワード:マイホーム2
- ID:marif01
- メールアドレス:marifu01@****
- パスワード:マイホーム3
- ほ
- ID:marifu
- メールアドレス:marifu@****
- パスワード:算数1
参考)
- パスワードは、手帳を落とす,置き忘れることを考慮し「暗号」で入力しておく。
§2.デザインする
- 1行目(大分類)
- 【段落】ダイアログボックスの設定
- アウトラインレベル: レベル1
- 「段落前で改ページする」にチェックを入れる。*4
- フォントサイズを12pt.とし、太字とした。
- 段落の罫線でデザインした。
- 【段落】ダイアログボックスの設定
- 2行目(中分類)
- 【段落】ダイアログボックスの設定
- アウトラインレベル: レベル2
- 間隔−段落前: 0.5行
- 「次の段落と分離しない」にチェックをいれる。
- これは、中分類がページの最後の行になった時は、自動的に改ページさせるたため。
- 【段落】ダイアログボックスの設定
-
- フォントサイズは11pt.とした。
- 3行目(小分類)
- 【段落】ダイアログボックスの設定
- アウトラインレベル: レベル3
- 「次の段落と分離しない」にチェックをいれる。
- [文字の網掛け]を行った。
- 【段落】ダイアログボックスの設定
- 4,5行目(本文)
- 本文の箇条書きの段落の設定
- インデント
左のインデント幅: 0.5字
最初の行: ぶら下げ, 幅: 1.5字 - タブ位置: 2字(左揃え)
- インデント
- 本文の箇条書きの段落の設定
- 6,9,13行目
- 小分類(3行目)の書式をコピー
- 7,8,10,11,14,15行目
- 本文(4行目)の書式をコピー
- 12行目
- 中分類(2行目)の書式をコピー
§3.スタイルを登録する
大分類、中分類、小分類のスタイル(段落やフォントの設定)を登録し、備忘録の追加・変更に備えます。
スタイルの名前は、それぞれ、備忘録1、備忘録2、備忘録3 とします。
- 大分類のスタイルを登録する
- 1行目(大分類の段落)にカーソルを移す。
- [スタイルと書式]をクリックする。
以下の操作は、作業ウィンドウで行う。 - [新しいスタイル]をクリックする。
- 【新しいスタイルの作成】ダイアログボックスで、
- 名前: “備忘録1”を入力する。
- 「自動的に更新する」のチェックは、「スタイルの使用に慣れている場合のみ行う」と Microsoft は言っている。
- [OK]をクリックする。
- 中分類のスタイルを登録する
- 2行目(中分類の段落)にカーソルを移す。
- [スタイルと書式]がオフになっている時はクリックする。
以下の操作は、作業ウィンドウで行う。 - [新しいスタイル]をクリックする。
- 【新しいスタイルの作成】ダイアログボックスで、
- 名前: “備忘録2”を入力する。
- [OK]をクリックする。
- 小分類のスタイルを登録する
- 3行目(小分類の段落)にカーソルを移す。
- [スタイルと書式]がオフになっている時はクリックする。
以下の操作は、作業ウィンドウで行う。 - [新しいスタイル]をクリックする。
- 【新しいスタイルの作成】ダイアログボックスで、
- 名前: “備忘録3”を入力する。
- [OK]をクリックする。
- 本文の箇条書きもついでに登録する
- 4行目(箇条書きの段落)にカーソルを移す。
- [スタイルと書式]がオフになっている時はクリックする。
以下の操作は、作業ウィンドウで行う。 - [新しいスタイル]をクリックする。
- 【新しいスタイルの作成】ダイアログボックスで、
- 名前: “備忘録4”を入力する。
- [OK]をクリックする。
登録が終わったら、作業ウィンドウを閉じる。
▲ 備忘録の入力
入力の準備が出来たので「上書き保存」します。その後、備忘録の入力 → スタイルの設定 の練習を行います。
- 備忘録を入力する
ここでは入力の手間を省くため、先の15行を「入力直後の状態」に戻します。- 備忘録(15行)をすべて選択し、
- 備忘録の先頭(1行目の行頭)にカーソルを移し、
- 「Shift」+[Ctrl]+[End]
- 「スタイル」から[標準]を選択する。
→ この操作で、「入力状態」になるはず。
- 備忘録(15行)をすべて選択し、
- スタイルを設定する
- 1行目にカーソルを移動し、「スタイル」から[備忘録1]を選択する。
- 2行目にカーソルを移動し、「スタイル」から[備忘録2]を選択する。
- 3行目にカーソルを移動し、「スタイル」から[備忘録3]を選択する。
- 4行目にカーソルを移動し、「スタイル」から[備忘録4]を選択する。
- 5行目にカーソルを移動し、同じ操作の繰り返し。([F4])
以下、同様に操作する。[書式のコピー/貼り付け]も使える。
▲ 目次の作成
目次を作るには、「スタイル」の設定を「見出し1,見出し2...」にするのが通常(偏見?)だと思いますが、この備忘録では「備忘録1〜備忘録3...」としました。で、通常の目次設定とはチョッと手順が異なります。
§1.目次の新規作成
- Word2003
- 文頭にカーソルを移す。([Ctrl]+[Home])
- [挿入]メニュー ⇒[参照]⇒[索引と目次]をクリックする。
- [目次]タブで、
- 全般−書式:[フォーマル]を選択し、(任意)
- 全般−アウトラインレベル: 3 とする。
- [OK]ボタンでダイアログボックスを閉じる。
- 目次が表示される。
▲ 備忘録の並び替え
備忘録を追加してゆくと、自分の希望する順番には並びません。挿入すれば別ですが...
Wordには、並び替える機能はありません(たぶん)。そこで、手で並び替えます。並び替えには[アウトライン表示]が便利です。以下は、中分類を並び替える例です。
- 備忘録のページ(セクション2)にカーソルを移す。
- [アウトライン表示]に切り替える。
- Word2010: [表示]タブ/文書の表示グループの[アウトライン表示]をクリックする。
- 「レベルの表示」を[2レベル表示]にする。
- Word2010: [アウトライン]タブ/アウトラインツールグループの「レベルの表示」を[レベル2]にする。
- 移動する中分類にカーソルを移動し、
- [上移動]または[下移動]をクリックする。
- Word2010: [アウトライン]タブ/アウトラインツールグループの[1つ上のレベルへ移動]または[1つ下のレベルへ移動]にする。
- 終了したら、[印刷レイアウト表示]に戻す。
- Word2010: [アウトライン]タブ/閉じるグループの[アウトライン表示を閉じる]をクリックする。
- その後、目次を更新しておく。
▲ サンプルデータ
まりふのひとの SkyDrive より、サンプルデータをダウンロードできる。
- 備忘録1(ページ設定後).doc
- 備忘録2(目次ページ作成後).doc
- 備忘録3(備忘録ページ作成・入力後).doc
- 備忘録4(スタイル登録後).doc
- 備忘録5(ページ設定後).doc
- 備忘録6(目次作成後).doc
- 備忘録7(完成).doc
▲ 目次へ