まりふのひと

複数文書に一連のページを付けて印刷するには

パソコンB組であった質問で、大きな文書を手分けして作る時等に必要になる。

右図は今年パソコンG組で使った自作テキストの目次。
(クリックすると、pdf表示する)

このテキストは14ヶのワード文書に分けて作ってある。

    1. 目次の項目別にファイルを作っている。
    2. 印刷しやすいよう ファイル名の先頭に「順番」を付けてある。
    3. 「_目作君v3」は、連続したページ番号を振り、目次を作るためのワードのマクロ文書。
      • バグがあるため非公開。(自分用なのでバクを取る予定はない)
      • ファイル名の先頭に“_”を付けてあるのは、ファイル名順に並べた時、先頭に来るようにするため。(テキストと区別するため)

1)各ファイルのページの開始番号を変える方法

  1. 例えば、フッターで[ページ番号の挿入]を行い、
  2. [ページ番号の書式設定]で「開始番号」を指定する。
【長短】
  • [ページ設定]は自由。(個々のファイルが独立した文書)
  • 全体が出来上がってからでないとページの開始番号を指定できない。
  • 途中のページが増えた場合、該当ファイル以降は「ページの開始番号の変更」が必要になる。
  • 自動で目次を作るのが難しい。(出来なくはない)
  • 印刷をファイル数分行う必要がある。(1部であれば、右クリック ⇒[印刷]が使える)
例題)
  • Lesson71(3ページ)の続きが Lesson72 とし、Lesson72 の開始番号を 4 にする。

2)ファイルを結合して一つの文書にする方法

  1. [挿入]⇒[ファイル](Lesson47)を繰り返し行い、
  2. 全体を一つの文書にしてしまう。
【長短】
  • [ページ設定]が揃っていないと非常に面倒。
  • 結合時に文書の書式が崩れる場合がある。(特に寄せ集めの場合)
    • 一つの文書内でセクションを変えている場合等
  • 結合後の変更は比較的容易。(一つの文書なので)

3)ワードマクロで処理する

例えば「目作君」(自作)です。

  • 各ファイルのページの開始番号を自動的に付けるマクロです。
  • (原因不明の)バグがあるので、動作は保証できません。(自分では使っている)
【長短】
  • ワードマクロおよび拡張子の知識が必要。
  • その他は1)と同じ。

4)印刷ソフトを使う

私が使っているのは FinePrint5 です。多用していますが、処理を完結させないと暴走する時がある。

  • 価格(ダウンロード版のみ。支払い方法は、クレジットカードまたはコンビニ)
    • FinePrint 5: 6,090円(税込)
    • FinePrint 5 Professional: 7,665円(税込)
  • 試用版制限事項

 試用版には試用期限も機能制限もありません。ご納得頂くまで充分ご試用下さい。但し、印刷結果の左下に「試用版」である旨が印刷されます。

【長短】
  • FinePrint(というプリンター)に印刷すると、印刷用のファイルが出来る。それを印刷することになる。
    • FinePrint に[印刷]ボタンがある。
    • ファイルは保存できる。
  • 各ファイルにはページを入れない。FinePrintが(全体をチョッと縮小し)ページを入れてくれる。(オプション)
  • 途中、エクセル・ブックがあっても問題ない。
     但し、用紙が異なる場合、上手く印刷できるか否か は不明。(未経験)
  • 実際に印刷する時「部数」の指定ができる。
  • 有料で、ソフトをパソコンにインストールするので、インストールしたパソコンでしか利用出来ない。

何れにしても、書類は計画的に(用紙の大きさ,余白,見出し等)作る必要があります。寄せ集めのワード文書を集めて一つに集大成するのは困難を伴います。