まりふのひと

9th(b)昭輔窯/錯誤の連続でどんな炭が出来るの?

  1. 5時半、まだ薄暗い外を見ると‥‥前の家の屋根に白いものが見える。
    「エッ! 雪が降ったの?」「こりゃ、ダメだ」 で、また布団の中へ。
  2. 6時半、「仕方ない、起きるかぁ〜」 「雪」は間違いだとわかったが、「薪が濡れていて使えないわぁ〜」
  3. 朝一の仕事‥‥新聞片手にトイレへ。
  4. 7時半、兎に角、現場、、へ出かける。案の定、薪は水分を十分に吸っている。
  5. 「お爺さんは山へしば刈り‥‥」よろしく林の中に入り、焚き木拾い。林の中の焚き木は濡れていないからだ。


  • 08:20 6℃ スタート
    • 陽が当たりだし、燃料用の竹から水蒸気が上がりだした。
  • 00:20 49℃ 竹酢採取開始。
  • 02:31 188℃
  • 02:40 182℃ 消えそうになった。必死に枯れ竹を入れる。
  • 03:13 181℃ 何とか温度が上がりだした。
  • 03:29 191℃ 3時間以上経っているし、温度も上がりだしたので焚き止め
  • 03:48 184℃ 温度が上がりだしたので昼食へ。
  • 05:12 339℃ 煙が青味を帯び出す。
  • 05:55 440℃
    • 煙が透明になった。
    • 煙突の中を覗くと、約10cmが赤くなっていた。
    • 煙突を50×60程度に絞る。
  • 06:05 445℃
  • 06:14 445℃
    • 温度が上がらない。煙突の中を覗くと暗くなっているので、煙突を絞っていたレンガを外す。
  • 06:18 447℃
    • 煙突の中が赤くなりだした。
  • 06:22 450℃
  • 06:24 453℃
  • 06:34 462℃
  • 06:36 465℃ ‥‥ 煙突を絞っていた片方の鉄板を取る。
  • 06:38 470℃ ‥‥ もう一方の鉄板も取る。これで106φとなる。
  • 06:55 530℃ 終了
  1. 同じ温度計の前回(第8回)を目標にしていたが、180℃付近から温度が上がらず、?であった。
  2. 終わって考えると、煙突を絞るために 140φの煙突に106φのステンレス板を載せていた。結果として 43% 絞っていた訳で、今、計算して「絞り過ぎ」だぁ〜
  3. 焚き止めが3時間半後になったのも、このためと思われる。
  4. 5時間55分後、煙は透明。煙突の中を覗く約10cm程度が赤くなっている。で、を50×60に絞る(結果として、80%絞ったことになる)。‥‥ 何故って? この温度で徐々に昇温させると、品質がより均一になるのではないか‥‥と。
  5. 6時間14分〜36分後、温度が上がらないので、絞り量を順次減らす。
  6. 6時間38分後、106φに戻すと、昇温カーブも戻る。
  7. 6時間55分後、焚き止めから3時間25分後終了。
     煙突の絞り量でこんなにも昇温が変わるなんて‥‥どんな炭が出来ているのだろうか?
  8. 初めから106φ(43%)に絞ったのが失敗だったのだろうか? 結果次第だが、絞り過ぎ?
    • 次回は、最初はレンガで絞り*1、焚き止め後、昇温を確認して106φに絞ってみよう。

備忘録

  1. 140φの面積=3.14×70×70=15,386mm2
  2. レンガで30mm絞った時の面積=1,823mm2
    • 15,386−(15,386×(cos(40/70)×2)/(2×3.14))−40×sqrt((70×70−40×40))
  3. 106φの面積=3.14×53×53=8,820mm2

*1:140φの煙突をレンガで3cm塞いだら、面積比で何%になるか‥‥どなたか教えてください。