養生終了から26時間後の15時、窯を開けた。
シールに使った土を取り去り、煙突にかぶせた鉢を‥‥これがなかなか取れない。衝撃を与えて取った。
一瞬「エッ?」「何? コレ」‥‥イヤな予感がした。
上蓋をソーッと外した。
ギャーッ 失敗!,温度が高過ぎた〜ッ と一瞬思った。
小片を取り、立てた竹をそ〜ッ っと抜き出すと ‥‥ 「まぁまぁ」じゃないの?
- 下の方が殆ど曲がっている
- 竹を割った時の幅が小さ過ぎたか? (自重に耐え切れなかった)
- 上に乗せた小片の量が多すぎて、上蓋で押さえつけられた(自覚症状あり)せいか?
- 立てた竹は灰になっているものは見当たらず、結果として成功か‥‥
- 「小片」を師匠は「ダミー」と言っているが、その訳が解ったような気がした。
成功か失敗か解らないが、竹林のオーナーと、ネコ車を借りた家に竹を持ってゆき、お礼を述べた。
明日には竹を出し清掃。形の良い竹炭を三周忌に持って行き、親父の墓前に供える予定だ。