まりふのひと

「イノシシ 嫌い 臭い」で Google を検索した

“イノシシ 嫌い 臭い”で Google 検索したページの要旨。リンクを辿ったものも含む。

  1. イノシシの嫌いな臭い
    • 論文などを当たってみると、どうもイノシシを臭いで退散させるのは難しそうだ。
      イノシシ君 最初は初めての臭いや光を警戒はするが、危険がないとわかると全く効果がないのだとか。
    • う〜む、困ったゾ。自然との共生という先人たちの知恵を忘れ、森を削り餌場を減らしてしまった人間の傲慢さが身にしみる。
  2. イノシシの嫌いな作物
    • イノシシが嫌がる作物
       タカノツメ、ゴボウ、ショウガ、シソ、白ネギ、ウコン、ミント、ニンニク
    • 比較的イノシシが嫌がる作物
       コンニャク、パプリカ、トウガラシ、ピーマン、バジル
    • 被害に遭うと考えられる作物
       ニラ、ニガウリ、アスパラガス、タラノメ、ミョウガ、セロリ、オクラ
  3. イノシシを知って被害を防ぐ (麻布大学獣医学部動物応用学科の報告書)
    • 運動能力
      • 走ってきて檻を跳ぶイノシシは一頭もいませんでした。
      • まず廻りを確認し警戒し、エサを確認し、初めて入っていきます。1m、1m20cm と高さが高くなればなるほど、周りへの確認時間が長くなります。逃げるときに大変だということがちゃんと判っているからです。
      • イノシシがどのように出てきてどのように飛ぶかが大切で、どのくらいの高さを飛ぶかはあまり問題ではありません。
      • 障害物を跳ぶときは、後ろ足を前にもってきて、障害物から 30〜40cm くらい手前で踏み切ります。この跳び方を視野に入れることによってイノシシの柵のつくり方が見えてきます。
    • 忌避剤
       TVやマスコミでいろいろと紹介されますが効いた、効かないなど評価は千差万別です。しかし、基本的にはまったく効きません。イノシシが忌避剤を恐れることは全くありません。100種類以上の忌避剤( 臭い、光など)をやってみましたが、本当に嫌がるもの、長期間効果があるものはゼロでした。
    • イノシシの観察
       起きている時間(4〜5時間)のほとんどは餌を探しています。土を掘り、石をころがし、その下に小動物、美味しい虫はいないかなと、転がします。大きな石も平気で転がす強い力を持っています。
    • イノシシの嗅覚
       よくイノシシの鼻は良いと言われますが、実際にすばらしく良く、犬に匹敵するとかそれ以上とか言われます。ただ数キロ先、数百メートル先の餌が判ると言う噂は間違っており、本当に餌を探すときは、探して探して眼で見つけてパクと食べます。噂通りに鼻が良いのならこんなに効率の悪い探し方はしません。
  4. イノシシの被害対策のための基礎知識 (独立行政法人 森林総合研究所 鳥獣害研究プロジェクト)
    • イノシシの習性と電気柵
       ‥‥下草の管理が大変な場合は、草が伸びて電線に接触しないようにトタンなどを電気柵の下に敷くのも良い。このとき、間違ってもゴムマットのような絶縁素材を敷いてはならない
  5. イノシシ寄らず 獣害忌避剤(非農耕地用)
    • イノシシ寄らずの有効期間は外気温や天候等によって変化しますが、約2〜3ヶ月が目処となります。継続的にイノシシ寄らずを利用する場合は1度目の散布場所と同じ場所にならないように撒きます。
    • 他の場所に食料が一切なくその場所しか食料がない場合など、被害が出る場所のイノシシに対する誘引力が、本剤の忌避作用より勝る場合もあり得ます。

2.は飼育上の問題のようだ。3.,4.は似たような報告書(pdf)、長いけど参考になった。

編集後記