まりふのひと

is関数のヘルプ

これは Excel2003 のヘルプより作成した。

IS 関数
 Excel には、値や参照のタイプを調べるためのワークシート関数が、全部で 9 つ用意されています。
 これらの関数は、名前がどれも IS で始まるため、一括して IS 関数と呼ばれます。IS 関数は、テストの対象の種類をチェックし、その結果に応じて論理値 TRUE または FALSE を返します。たとえば、ISBLANK 関数は、テストの対象が空白セルに対する参照のとき TRUE を返し、それ以外のとき FALSE を返します。

  • 書式
    • ISBLANK(テストの対象)
      • テストの対象が空白セルを参照するとき TRUE を返します。
    • ISERR(テストの対象)
      • テストの対象が #N/A を除くエラー値を参照するとき TRUE を返します。
    • ISERROR(テストの対象)
      • テストの対象が任意のエラー値 (#N/A、#VALUE!、#REF!、#DIV/0!、#NUM!、#NAME? または #NULL! のいずれか) を参照するとき TRUE を返します。
    • ISLOGICAL(テストの対象)
      • テストの対象が論理値を参照するとき TRUE を返します。
    • ISNA(テストの対象)*1
      • テストの対象がエラー値 #N/A (使用する値がない) を参照するとき TRUE を返します。
    • ISNONTEXT(テストの対象)
      • テストの対象が文字列でない項目を参照するとき TRUE を返します (テストの対象が空白セルを参照するときも TRUE になりますので注意してください)。
    • ISNUMBER(テストの対象)
      • テストの対象が数値を参照するとき TRUE を返します。
    • ISREF(テストの対象)
      • テストの対象がセル範囲を参照するとき TRUE を返します。
    • ISTEXT(テストの対象)
      • テストの対象が文字列を参照するとき TRUE を返します。
  • テストの対象
    • テストするデータを指定します。引数には、空白セル、エラー値、論理値、文字列、数値、セル参照、または対象となるデータを参照する名前を指定することができます。
  • 解説
    • IS 関数に対する引数は自動的に変換されません。ほとんどの場合、数値を必要とする関数の引数に "19" という文字列を指定すると、自動的に 19 という数値に変換されて計算が行われます。ただし、ISNUMBER("19") という数式では、文字列の "19" は数値に変換されず、論理値 FALSE が返されます。
    • IS 関数は、数式で計算結果を調べるために役立ちます。特に、IF 関数と組み合わせることにより、数式内でエラーの位置を調べるために利用できます。

*1:NA とは、not assurance の略だと思われる。