まりふのひと

平成25年11月22日(金/PM) いきいきパソコン談話室(iPSマクロ研)の予定


 マクロ残高証明
出納帳を完成させます。

  • データを揃えるため、
§1.出納帳サンプルデータのダウンロード
    1. [麻里府発]4まりふのひとの「公開」SkyDrive に入り、
    2. フォルダー「麻里府パソコン同好会」4「iPSマクロ研」をクリックして開く。
    3. 「2013-1122_出納帳サンプルデータ」にチェックを入れ、
    4. [ダウンロード]をクリックする。
    5. [名前を付けて保存]する。

このサンプルデータには

  • [出納帳]シートと[名前]シートがある。
  • [名前]シートには、「前月繰越金」が入っている前提。
  • 各シートの1行目(項目行)のみ 塗りつぶし,斜体、罫線等最低限の設定がしてある。
§2.出納帳を設定する
  1. ウィンドウ枠の固定
  2. 「月日」セルの書式設定
    • 例えば、ユーザー定義で“mm/dd (aaa)”
  3. 「月日」セルの条件付き書式
    • 例えば右図。
  4. [出納帳]シートの「名前」は、[名前]シートの「名前」しか入力できないようにする。
    1. [名前]シートの名前のセルを選択する。(例えば、C1:C20)
    2. 名前ボックスに“名前リスト”と入力する。
    3. [出納帳]シートの「名前」を列選択し、(例えば、C列)
    4. [データの入力規制]を行う。(例えば、右図)
§3.集計用のシートを作成する

残金額等の計算をするため、中間データを保存するシートを作成する。

  • シート見出しを、例えば“集計用”とする。
§4.出納帳を集計する
  1. 「名前」で並ベ替える。
  2. [データ]タブ/アウトラインGr.の[小計]をクリックする。
  3. 【集計の設定】ダイアログボックスで下記を設定し、[OK]をクリックする。
    • グループの基準: 名前
    • 集計の方法: 合計
    • 集計するフィールド:R入金額, R出金額
    • R現在の小計をすべて置き換える
    • □グループごとに改ページを挿入する
    • R集計行をデータの下に挿入する
  4. アウトライン記号の[2]をクリックする。
    • 集計行と総計のみ表示される。
  5. 見出しおよび集計行のデータを選択する。
    • 例えば、C1〜F124 まで。
  6. 「可視セル」のみを選択する。(Alt+;)
    1. [ホーム]タブ/編集Gr.の[検索と選択]をクリックし、
    2. [条件を選択してジャンプ]をクリックする。
    3. 【選択オプション】ダイアログボックスで、「可視セル」のみを選択し、[OK]する。
  7. コピーする。(Ctrl+C)
  8. 集計用シートの セル A1に貼り付ける。


§5.名前から“ 集計”を取るマクロを作る。
  1. [開発]タブ/コードGr.の[マクロの記録]をクリックする。
  2. 【マクロの記録】ダイアログボックスで下記を入力し[OK]をクリックする。
    1. マクロ名: “選択したセル内の集計という文字を取り去る”
    2. マクロの保存先: 作業中のブック
  3. マクロの記録を終了する。
  4. [開発]タブ/コードGr.の[マクロ]をクリックする。
  5. [選択したセル内の集計という文字を取り去る]を選択し、[編集]をクリックする。
  6. 下記を入力する。
    1. Sub 選択したセル内の集計という文字を取り去る()
    2. Dim rCell As Range
    3. Dim sString As String
    4.  
    5. For Each rCell In Selection
    6. sString = rCell.Value
    7. sString = Replace(sString, "集計", "")
    8. rCell = Trim(sString)
    9. Next
    10.  
    11. End Sub
  7. コンパイルし、文法エラーが無いことを確認する。
  8. VBAを閉じる。
  9. [作業用]シートの名前を選択し、
    • 例えば、セル A2〜A12 を選択する。
  10. マクロ「選択したセル内の集計という文字を取り去る」を[実行]する。
§6.残金額を求める
  1. [作業用]シートのデータの範囲を選択し、
    • 例えば、セル A2〜D12
  2. 名前ボックスに“集計リスト”と入力する。
  3. [名前]シートの2行目に計算式を入力し、
    • セル E2:“=if(iserror(vlookup(c2,集計リスト,3,false)),0,vlookup(c2,集計リスト,3,false))”
    • セル F2:“=if(iserror(vlookup(c2,集計リスト,4,false)),0,vlookup(c2,集計リスト,4,false))”
    • セル G2:“=d2+e2-f2
  4. 以下のセルは、フィルハンドルでコピーする。





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§第4章 モジュールとプロシージャ