まりふのひと

文字入力基本の確認

§1.半角文字/全角文字

入力手段は問わず、入力された文字をいう。

  • 半角文字とは
    • “ABCD”,“efgh”,“1234”のように、英字や数字および一部の記号で、キーボードから直接入力できる文字をいう。
    • 日本語の半分の横幅で表示されることから、「半角」という名前が付いた。
      (パソコンで漢字が入力できるようになってから出来た言葉)
    • なお、カタカナにも半角文字があるが、パソコンによっては正しく表示できないので、使わない方がよい。(印刷物は問題ない)
  • 全角文字とは
    • 「漢字一文字分の幅で表示された文字」のこと。
    • “ABCD”,“efgh”,“1234”も全角文字。
       現在は、プロポーショナルフォントがあるので、見た目で全角文字か半角文字が判り難くなっている。
ヒント1

 文字例フォント
全角文字 ABCD,efgh,1234,フォント.MS ゴシック
ABCD,efgh,1234,フォント.MSP ゴシック
ABCD,efgh,1234,フォント.メイリオ
半角文字 ABCD,efgh,1234.MS ゴシック
ABCD,efgh,1234.MSP ゴシック
ABCD,efgh,1234.メイリオ
Windows7 では、フォントに「メイリオ」が使われている。



§2.大文字/小文字

大文字/小文字の違いは小学4年生で習ったはずなので省略し、フォントにより長さが異なることを確認する。

  • MS ゴシック
    • 全角大文字: ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ.
    • 全角小文字: abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.
    • 半角大文字: ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ.
    • 半角小文字: abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.
  • MSP ゴシック
    • 全角大文字: ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ.
    • 全角小文字: abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.
    • 半角大文字: ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ.
    • 半角小文字: abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.
  • メイリオ
    • 全角大文字: ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ.
    • 全角小文字: abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.
    • 半角大文字: ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ.
    • 半角小文字: abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.
ヒント2

 文字例フォント
全角文字 Windows7/Word/ExcelMS ゴシック
Windows7/Word/ExcelMSP ゴシック
Windows7/Word/Excelメイリオ
半角文字 Windows7/Word/ExcelMS ゴシック
Windows7/Word/ExcelMSP ゴシック
Windows7/Word/Excelメイリオ


§3.日本語入力システム(IME)について
  1. 日本語入力システムがオンの状態では、変換の「確定」操作は必須
    • 半角文字に変換した時も、「確定」操作は必要。
    • 「確定」せず、次の操作をする(例えば、[OK]をクリックする)方が少なくないのは、残念至極!
    • 「次のふりがな」を入力すると、自動的に確定される。
       → これに頼らず、自分で確定する習慣を付けることが肝要。(「自動」に頼り過ぎると頭脳が退化する)
  2. 上記が理解できない方は、半角文字を入力する時は、「日本語入力システムをオフ」にすべし。
ヒント3
  • 1バイト文化圏 では「入力システム」は使わないので、「変換の確定」は要らない。
  • Word や Excel は、「日本人の癖」を補完する機能を持っているが、Windows(コントロールパネルやエクスプローラ等)は各国共通なので、入力を補完する機能はない。



§4.文字の入力
  1. 文字が入力されていない場所をクリックしても、その位置にカーソルは表示されない。
    • 何処にカーソルが表示されるかを各自で確認し、応用することが肝要。
  2. 文字が選択された状態で、キーボードから文字を入力すると上書きされる
     パソコンが勝手に選択することが多々ある。
    1. エクスプローラのアドレスバーをクリックした時
    2. Internet Explorer でアドレスバーをクリックした時
    3. [名前の変更]をクリックした時のファイル名
    4. [名前を付けて保存]した時の「ファイル名」等
  3. 選択の解除は、
    1. 「選択範囲外の場所をクリックする」が基本。
    2. 文字列の場合、
       ・[→]キーでも解除される。
       ・選択範囲内をクリックしても解除される。
      何処にカーソルが表示されるか‥‥ で、マウス/キーボードを使い分けることが肝要。
ヒント4
  • インターネット エクスプローラ(IE8〜)
    • キーワードで検索するには、
      1. アドレスバー内をクリックする。→ アドレスが選択される
      2. キーワードを入力する。→ 入力を開始するとアドレスが消える
      3. [Enter]で検索を開始する。
        • 検索結果を新しいタブで表示したいのであれば、Alt+Enter する。
    • ページ内の語句で検索するには、
      1. 語句をドラッグ(選択)する。
        • ページ内は、通常、文字入力できないのでカーソルは表示されない。
      2. アクセラレータ ボタンをクリックし、
      3. 検索エンジン名をクリックする。
  • Word でフォントサイズを 80pt.にする
    1. 文字列を選択する。
    2. フォントサイズ ボックス内をクリックする。→ フォントサイズが選択される
    3. “80”と入力する。→ まだ変わらない
      • 日本語入力システムは自動的にオフになる。
      • カーソルが表示されている状態では、「入力継続中」となる。
    4. ボックスへの入力を確定(Enter)する。→ サイズが変わる
  • 「名前を付けて保存」や、「名前の変更」等の場面では、
     名前が選択されているので、
    • そっくり入れ替えるのであれば、入力すればよい。
      • 選択されているので Delete は不要。
    • 後ろに語句を追加するのであれば、カーソルキー[→]を押せばよい。
       または、選択されているファイル名の右側の空白部をクリックする。
    • 変更するのであれば、変更する位置をクリックする。
      • クリックした位置にカーソルが表示される。
      • 削除するのであれば、ドラッグして選択すればよい。



§5.ファイルのコピー(移動)
  1. 初心者ほど、マウスを使うべきでない‥‥ と、最近、考えるようになった。Ctrl+C(移動の場合は、Ctrl+X),Ctrl+V を使うべきか...
     ∵「ファイルが消えてしまいました...」の原因の殆どは、中途半端なマウス操作(ドラッグ)が原因。
  2. パソコンは「間違い操作」を想定していない。
     (マウスで)ドラッグを開始したら、中止することはできない。
    • 中止するには、ドラッグ開始元にマウスを戻し、ドロップする。
       → 「送り側と受け側のファイル名が同じです」という趣旨のメッセージが出る。
    • マウスを中途半端に離してしまうと、そこに移動してしまう。
       → 「ファイルが無くなった」と云う方の殆どが、このケース。
      「たかがマウス、されどマウス」、マウス過信は禁物。
  3. 同じドライブ内のドラッグは「移動」になる。コピーするには、Ctrl+ドラッグする。
    異ドライブ間のドライブは「コピー」になる。移動するには、Shift+ドラッグする。