Windows10のMS-IMEに事業所個別郵便番号辞書を追加し742-1592を変換‥‥できた

<目次>


いきさつ

 Windows10/MS-IMEの郵便番号辞書を最新にする方法をググっていて、下記を見つけた。

毎月更新されるJP郵便番号データをMS-IMEの郵便番号辞書に変換する手順
(引用:Scrap 2nd. 登録:2018-12-11)

kzstock.blogspot.com
 MS-IME の郵便番号辞書が古い問題についての投稿のいくつかを拝読させていただきましたが、Microsoft 公式サイトで配布されている各Windowsのバージョンに対応したMS-IME郵便番号辞書の更新方法についての解説記事ばかりで、日本郵便が毎月リリースしている郵便番号データを利用する解説記事を見つけることができませんでした。
JP(Japan Post)日本郵便が毎月リリースしている郵便番号データを利用して、MS-IMEの郵便番号辞書を作成できることは知っていたのでチャレンジしたところ、2018/11/30版MS-IME郵便番号辞書の作成に成功したので手順をメモに残します。
目次
  1. 郵便番号データを入手する(ken_all.zip|KEN_ALL.CSV
  2. KEN_ALL.CSVMS-IMEで利用できる形式にコンバートする
  3. Microsoft IME ユーザー辞書ツールへコンバートしたデータを読み込む
  4. ユーザー辞書をシステム辞書に変換する
  5. 作成した郵便番号辞書をMS-IMEのシステム辞書として登録する
 これ、これッ  早速、下記PCで挑戦した。

  • OS:Windows10 PRO(元々はWindows7 PROの中古)、バージョン 1903
  • Microsoft Office のバージョンは 2010


郵便番号辞書登録お助けツール ZipCSV2Text のダウンロード

  1. 郵便番号辞書登録お助けツールのダウンロード
    • ソフト名:郵便番号辞書登録お助けツール0.9
    • ファイル:ZipCsv2TextExe.lzh / 42,531Bytes / 2007.02.14
  2. アーカイバー:Lhaplus Version 1.74
    1. Download\ZipCsv2TextExeフォルダを作り復元。
    2. ドキュメント\郵便番号作成フォルダーを作り、ZipCSV2Text.exeの起動アイコンを作成。


郵便番号辞書の作成

 「日本郵便」でぐぐり、日本郵便のトップ > 郵便番号を調べる > 郵便番号データのダウンロード(2019年7月31日更新)と進む。
そこに、「住所の郵便番号(CSV形式)」の他に「事業所の個別郵便番号(CSV形式)」というのもあった。

試行1.手順どおり全国一括データで進めた‥‥ が、途中でキャンセル

 「4. ユーザー辞書をシステム辞書に変換する」まで進め、「時間がかかるので終わるまで待ちましょう」の 80% 程進んだところで、

  • 742-1592 は「事業所の個別郵便番号」に入っているのではないか?
  • マイクロソフトも特定の企業のために手間暇掛けていないのではないか‥‥

との思いから[中止]した...

試行2.事業所個別郵便番号データで最後まで進めたが変換は失敗
  • テキスト ファイルからの登録 でf:id:ogohnohito:20190802221026p:plain:right:w320156ヶ失敗した。
  • 失敗の原因は、殆どが「重複」と「文字数が制限を超えた」。
    • [重複]の原因はわからないが、同じデータであれば無視しても問題ないはずで、変換できないはずがない...
    • しかし「文字数が制限を超えた」はマイクロソフト社も対応できないはず。これがあるから、Windows Updateで、更新していないのではないか‥‥ と思う。

「システム辞書に登録」を戻したいが、方法がわからない。とりあえず、辞書の修復を行った...

試行3.事業所の個別郵便番号のユーザー辞書を作る(成功!)

 上記サイトおよび文末の参考サイトを参考に「事業所の個別郵便番号のユーザー辞書」作成し変換もできた。そこで改めて手順を整理した。

  1. 事業所の個別郵便番号のダウンロード(2019年7月31日更新版)
    • 最新データ(zip形式:764,977Byte)をドキュメント\郵便番号辞書作成フォルダーに復元した。
      • ファイル名:Jigyosyo.csv
  2. ZipCSV2Text.exeを起動し、下記で[実行]した。f:id:ogohnohito:20190802161953p:plain:right:w200
    • 元ファイル:ドキュメント\郵便番号辞書作成\Jigyosyo.csv
    • 変換後ファイル:ドキュメント\郵便番号辞書作成\Jigyosyo.txt
  3. MS-IMEのユーザー辞書ツールで
     最後に戻すので、辞書名を記録しておく。(重要)
    1. [ファイル]メニュー ⇒ 新規作成
      1. ファイルの場所:ドキュメント\郵便番号辞書作成
      2. ファイル名:Jigyosyo」(拡張子.dic)
      3. [開く]
    2. 空のユーザー辞書が表示されるのでf:id:ogohnohito:20190804185429p:plain:right:w320
      1. [ツール]メニュー ⇒ テキストファイルからの登録
      2. ドキュメント\郵便番号作成\Jigyosyo.txt を選択し、[開く]
      3. 『登録処理を終了しました。』になったら[終了]
      4. 44478件のデータが表示される。
    3. [ツール]メニュー ⇒ システム辞書の作成
      1. ファイルの場所:規定(%appdata%\Roaming\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\UserDict)
      2. ファイル名:Jigyosyo_sys.dic
      3. [開く]
    4. 辞書名(必須)、著作権、説明を入力し、f:id:ogohnohito:20190804191113p:plain:right:w320[OK]
    5. 『システム辞書の作成を終了しました。』
      f:id:ogohnohito:20190805072011p:plain:w320
      が出たら[終了]する。
    6. ユーザー辞書ツールを元に戻す。
      1. [ファイル]メニュー ⇒ 開く
      2. ファイルの場所:%appdata%\Roaming\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\UserDict
      3. ファイル名:imjp15cu.dic
      4. [開く]
    7. ユーザー辞書ツールを閉じる。
  4. 作成したシステム辞書を使える状態にする
    1. [あ](MS-IME)を右クリック ⇒ 追加辞書サービス ⇒ 辞書の設定
    2. Microsoft IMEの詳細設定】ダイアログボックスで、
      1. システム辞書を[追加]する。
      2. ファイルの場所: %appdata%\Roaming\Microsoft\IME\15.0\IMEJP\UserDict
      3. Jigyosyo_sys.dic を選択し、
      4. [開く]
      5. システム辞書の ☑ 郵便番号辞書(事業所個別)にチェックを入れる。
      6. [OK]で閉じる。


参考サイト

システム辞書とユーザー辞書の違い(引用:日本語入力ソフトとVBAの覚え書き 2017-04-19)

dz11.hatenadiary.jp
  • システム辞書とは
     システム辞書とは、Microsoft IMEの辞書の中で「標準統合辞書」というシステムが標準で使う常に使用される辞書と、「郵便番号辞書」「単漢字辞書」など、多くの単語を収録した読込専用の辞書のことです。
  • ユーザー辞書とは
     Microsoft IMEの場合、ユーザー辞書は一つだけです。ここには普段の使用でちょっと登録したいと感じた単語、頻繁に使いたい単語を登録できます。 また、学習機能によって登録された単語も保存されます。
  • ユーザー辞書をシステム辞書に変換する
     例えば「〇〇ゲーム用語辞書」など、単一のテーマに沿ってある程度まとめられた辞書は、ユーザー辞書に入れておくよりも、それだけをシステム辞書として設定しておく方が管理が楽になります。一括で使用・不使用をオンオフすることもできます。

ユーザー辞書とシステム辞書の違い(引用:SUPER LABORATORY 11.24/00)

sl.hunet.jp
 ユーザー辞書は、読みなどの修正は可能ですが、ユーザー辞書をシステム辞書に変換すると修正はできません。ということは、よく使う特殊な内容の辞書(用語辞書)などを作成するときに便利です。
ユーザー辞書は1つしか参照できませんが、システム辞書だと15ファイルまで参照可能(IME2000の場合)。内容の修正は出来ないので他のマシンへの配布も可能です。

システム辞書を作る(引用:日経 xTECH 2010/04/27)

tech.nikkeibp.co.jp
 辞書ツールを利用すると、ユーザー辞書からシステム辞書を作成できる。作成したシステム辞書は、標準辞書などと組み合わせて利用可能だ。商品名等の固有名詞をたくさん登録したシステム辞書を作るなど、使い道はいろいろ考えられるだろう。

編集後記

  • 行ったと思われる手順を羅列しただけなので、検証はこれから‥‥
  • このPC(Windows10 PRO)の辞書は、いじくりまわしたので、「普通の状態」ではないはず...
     とりあえず[公開する]ことにし、Windows10 HOME(元々は Windows8)PC で検証・更新することにする...
Windows10 HOME ノートPCで検証
  1. 試行3.を行い、問題なく郵便番号の変換ができた。
  2. Windows10 PROのシステム辞書「郵便番号辞書(事業所個別)」Jigyosyo_sys.dic をUSBメモリーでつなぎ、システム辞書に[追加]した。
    • 問題なく変換できた。
    • ☑郵便番号辞書(事業所個別)の状態では、USBメモリーの安全な取り外し はできない。
  3. 郵便番号辞書(事業所個別)を削除した状態で 742-1592 で変換すると下図の状態になり
      f:id:ogohnohito:20190805163814p:plain:w240
    変換候補に住所は出ないが、3番目で Enter すると
      f:id:ogohnohito:20190805164057p:plain:w512
    住所が出てきて、変換できる‥‥
    • 学習機能が利いているのだろうか...
  4. 郵便番号 742-15** の例