1回目の「Wordで作る備忘録」では、体験を目的に「テンプレート」から作った。この中に備忘録を作る上で知っておいた方がよいと思われるショートカットを「付録」として入れておいた。
これはここで使う「付録」で、テンプレートの「付録」とはチョッと異なる。
2回目以降はWordの「白紙の文書」から行ったので、この「付録」は無い。
で、この種のような備忘録を作った時、追加できるといいなぁ〜 っとの思いから、試行を繰り返した。
≪追加する備忘録≫
- 「本文」のみとし、目次や表紙は無いものとする。
- スタイルは、「備忘録1〜備忘録4」 と「標準」とする。
- スタイル名は、追加される側を追加する側で、全角と半角を含め揃えておく。
- 「備忘録1」と「備忘録1」は異なるスタイルと見做される。
- 追加される側に追加する側のスタイル名が無いと、スタイルも追加されてしまう。
≪追加方法≫
Word2013の例。
- 追加(挿入)する位置にカーソルを移す。
- カーソルのある段落のスタイルは「標準」が望ましい。(たぶん)
- 挿入・タブ/テキスト・グループの[オブジェクト]の右の[▼]⇒[ファイルからテキスト...]をクリックする。
- 【ファイルの挿入】ダイアログボックスで、
- 挿入する備忘録ファイルを選択し、
- [挿入]をクリックする。
参考
- スタイルを削除すると、当該段落は「標準」になる。
- 上図の備忘録(備忘録3の段落の塗りつぶしを、あえて「空色」にした)を追加したところ、追加された側の備忘録3の段落の色は変わらなかった。
- 備忘録の並びの変更は、「アウトライン」表示で行うと楽。
その後の試行で...(更新:2017.07.16)
- コピペの方が手軽‥‥ と思い試したところ、スタイル名「備忘録4」以外は上手く処理できた。
- スタイル名「備忘録4」は箇条書きにしてあるが、行頭文字(小さい〇とか●等)がコピー元の行頭文字に変わってしまうことが判った。
- これは[ファイルからテキスト]を挿入しても、コピペでも同じ現象であった。
- どうも、行頭文字はスタイルの設定の中には含まれていないようだ。
では、どうするか‥‥
- コピー元のスタイルの書式を、コピー先と同じにする。
- コピー元文書を複数に人に配布する場合は、困難...
- 事前にスタイルのインポートを行い、スタイルの書式を揃える。
Word2013の例- コピー先の備忘録を開く。
- カーソルを「標準」のスタイルの空の段落(行)に移す。
- 必須ではないと思われるが安全のため。
- ホーム・タブ/スタイル・グループの[スタイル]ボタンをクリックし、
- 【スタイル】ダイアログボックスの[スタイルの管理]をクリックする。
- [スタイルの管理]はクイックアクセス ツールバーに追加(右図)しておくと、3. が省略できる。
- [スタイルの管理]はクイックアクセス ツールバーに追加(右図)しておくと、3. が省略できる。
- 【スタイルの管理】ダイアログボックスの[インポート/エクスポート]をクリックする。
- 【構成内容変更】ダイアログボックスで、
- 「コピー元」が備忘録ファイルになっているのを確認する。
- 「コピー先」の[ファイルを閉じる]をクリックする。
- ボタンの名前が[ファイルを開く]に変わるのでクリックする。
- 【ファイルを開く】ダイアログボックスで、
- ファイル名の右側の「すべてのWordテンプレート」を「すべてのWord文書」に変更し、
- コピー先の文書を選択して[開く]。
- 「コピー先」の表示を確認する。
- コピー元のスタイルを選択し、[コピー]する。
- コピー元のスタイルは、複数,例えば「備忘録1〜4」を選択可能。
- 上書きの確認メッセージが出るので
- [はい]または[すべて上書き]する。
- [閉じる]
- 変更を保存するかの確認メッセージが出るので、[保存]する。
- 備忘録文書に戻ったら、保存して閉じる。
- 引き続き、挿入 ⇒ ファイルからテキスト または コピペ の操作を行ってもよい。
≪今日の結論≫
- 備忘録のやり取りをする時は、スタイルを合わしておくべき。