まりふのひと

Internet Explorer11の設定の「お勧めのセキュリティ…」と「奨励設定を使用しない」,[後で確認する]の違いは?

 iPS-BB(掲示板)No.809

Internet Explorer11の設定について

 Windows10のCreators Update時に「Internet Explorer11の設定」画面になりました。
よく解らないので[後で確認する]にしましたが、その後、確認画面が出ませんでした。
どうすれば良いか教えてください。

nser

 [後で確認する]を選択すると、直後ではなくだいぶ遅れて(例えば夕方に)出るようです。
私は最初から、⦿お勧めのセキュリティと互換性の設定を使う を選択したので...


 「お勧めのセキュリティと互換性の設定を使う」と「奨励設定を使用しない」の違いは、日々之手帳さんのブログに載っていますので参考にしてください。

Smart Screen

 エンジニアの休日さんも、次のように言っています。

  • [Win10] SmartScreenを設定にする方法(パソコン@エンジニアの休日 2017/5/30)
    Windowsには「Windows Defender SmartScreen」と呼ばれる機能があります。この機能はオンにしておくのが望ましいものの、環境によってはオフにしたくなる場合もあります。

    SmartScreenってなに?

     SmartScreenとは、アプリケーションのインストール時などにマイクロソフトが安全性を確認できていない場合に警告を表示する機能です。以前より実装されている機能なので見たことのある人も多いでしょう。
    また、この機能はインターネット経由で「安全性の確認」を行う関係で、インターネットに接続できない環境だと常に警告ダイアログが表示されてしまうことになります。セキュリティー上の観点からもオフにするのは非推奨ではあるものの、インターネットに接続されていない(接続できない)パソコンなどで、いちいち表示されるのが面倒な場合にはオフにすることができます。

 SmartScreenは WindowsDefenderの機能の一つです。(たぶん)
オンにすべきでしょうが、サードパーティ製のウィルス対策ソフトが入っていると WindowsDefenderは無効になるので、SmartScreenはオンに出来ないし、心配も要らない‥‥ ことになります。

互換性リストの使用

  • Internet Explorer の互換表示を理解するマイクロソフト コミュニティ 7月 18, 2013)
    1. 「互換表示」とは何ですか
     インターネット上の Web ページは、HTML や CSSJavaScript と呼ばれる規格に沿って記述されています。これらの規格は国際的に標準化されているので、多くのWeb ページは Internet Explorer で表示しても、それ以外のブラウザー (ChromeFirefox など) で表示しても、同じように表示できます。
    ただインターネットの世界は非常に進歩が目まぐるしいので、非常に速いスピードで標準自体が新しい規格に変わっていったり、新しい標準規格が登場したりしています。そのためどのブラウザーでも、常に最新の標準に基づいた機能をすべて取り込むことは難しいのが現実です。

     こうした事情でそれぞれのブラウザーやバージョンごとに、どの時期の標準に対応しているか、標準に対応した機能をどれだけ搭載しているかが異なっています。そのため同じWeb ページでも、ブラウザーやそのバージョンごとで見え方や利用できる機能が違ってしまう場合があります。Internet Explorer をバージョンアップすると今まで正しく表示されていたページがおかしな表示になってしまったり、まったく表示されなくなるのはそのような理由です。
    Internet Explorer ではこうしたバージョン間での動作の違いを解消するため、Internet Explorer の動作を以前のバージョンと同等に変更しページを表示する機能を持っています。これが「互換表示」です。
    「互換表示」が有効になると、Internet Explorer (8、9、10) は Internet Explorer 7 と同等の機能で Web ページを表示します。
ある試行

 iPS-BB(掲示板)と「田布施パソコンサロン」は同じサイト(ezbbs.net)の掲示板で、同じような頃に開設している(Internet Explorer7 の頃と思われる)。

  1. その後、IEのバージョンが上がり、罫線が黒色で表示されるようになった。(掲示板の設定は変えていない)
  2. 従来のイメージにするため、互換表示させていた。(太い黒枠で囲むのは好かん!)
  3. 互換表示はiPS-BB(掲示板)は罫線の表示を止め、現在に至っている。
  4. ezbbs.net を互換表示する準備
    1. iPS-BB(掲示板) に移動する。
    2. ツール(歯車アイコン)⇒ 互換表示設定
    3. 追加するWebサイトに“ezbbs.net” と表示されているのを確認し、[追加]する。
    4. Microsoft互換性リストの使用 を確認する。
    5. [閉じる]
    6. IE11を閉じる。

  5. 互換表示の確認
    1. このページを表示する。
    2. iPS-BB(掲示板) を「新しいタブ」で開く。
    3. 田布施パソコンサロン を「新しいタブ」で開く。

  6. 互換表示しない
    1. ツール ⇒ 互換表示設定
    2. 互換表示に追加したWebサイト の“ezbbs.net” を選択 ⇒[削除]する。
    3. [閉じる]

 似たようなことを Microsoft社が調べ、「Microsoft互換性リスト」として提供している‥‥ ものと思われる。

≪今日の結論≫

 IE11の初期設定は、

  • ⦿お勧めのセキュリティと互換性の設定を使うにしましょう!
  • サードパーティ製のウィルス対策ソフトが入っていれば、⦿奨励設定を使用しないでも問題ありません。
     但し、ウィルス対策ソフトが機能している ことが大前提です。
  • 互換性は、主にサイトを作る側の問題で、閲覧者側は「デザインが変わった」と思うでしょう。
     異常なまでの変わりようであれば、サイトの管理者に「お知せする」のも良いでしょう。


 以下は、個人の知識を補完するためです。

≪Do Not Track≫
  • 「Do Not Track」要求とは?効果はあるの?(パソコン用語解説 2013年06月19日)
     Internet ExplorerIE)をはじめ、ブラウザーを初期状態のままで使っていると、各種サイトにアクセスするたびに「クッキー」と呼ばれる情報ファイルを受け取ったり、訪問したサイトに対して IPアドレスや端末情報などを自動で提供しています。これらの情報をサイト側が利用すれば、ある程度、利用者のサイト閲覧情報などを追跡することができます。
    特に多くのサイトに共通で埋め込まれている広告バナーなどを使えば、より利用者に最適と推定される広告を表示させることも可能です。そういった過去の閲覧履歴情報などを勝手に使われたくないときに、サイトに情報の利用を控えるよう要求するのが「Do Not Trackです。
    この「Do Not Track」を検知したら、サイト側は「情報の利用を控えましょう」という仕組みです。ただし「Do Not Track」はあくまでも要求であり、強制力はありません
≪inPrivate≫

 ツール ⇒[セーフティ]⇒[inPrivateブラウズ]をクリックすると‥‥

が表示される。

  • この状態でブラウズすると、履歴等が保存されない‥‥ ようだ。
  • 自ブログは自動ログインにしてあるが、inPrivateブラウズでは、ログアウトの状態で表示された。
≪追跡防止機能≫
  • 追跡防止機能について教えてほしい@nifty
     デスクトップ版Internet Explorer 10〜11では、追跡防止機能によりWebページを閲覧する際のプライバシーを保護することができます。
     Webページに表示されるコンテンツや分析ツールの中には、外部のWebページから提供されているものもあり、この外部のWebページによって、ユーザーの行動が複数のサイトにわたって追跡される可能性があります。
    追跡防止機能を使用すると、外部のWebページから追跡に使用できる情報を制御したり選択したりすることができます。