まりふのひと

Sum関数、SumIf関数、SumIfs関数のExcel2010のヘルプ


 Sumサム関数

説明
 SUM 関数は、引数として指定した数値をすべて合計します。引数には、範囲、セル参照、配列、定数、数式、または、他の関数の計算結果を指定できます。たとえば、SUM(A1:A5) は、セル A1 〜 A5 に含まれている数値をすべて合計します。また、SUM(A1, A3, A5) は、セル A1、A3、および A5 に含まれている数値を合計します。
書式
 SUM(数値 1,[数値 2],...)

 SUM 関数の書式には、次の引数があります。

  • 数値 1  必ず指定します。合計する最初の数値引数を指定します。
  • 数値 2,... 省略可能です。合計する数値引数を指定します。引数は 2 〜 255 個まで指定できます。


 SumIfサムイフ関数

説明
 指定した条件を満たす範囲内の値を合計するには、SUMIF 関数を使用します。 たとえば、数値を含む列で、5 より大きい値のみを合計するとします。 次の数式を使用できます。
 =SUMIF(B2:B25,">5")
 この例では、条件は合計される同じ値に適用されます。 必要に応じて、条件をある範囲に適用し、別の範囲の対応する値を合計することもできます。 たとえば、数式 =SUMIF(B2:B5, "John", C2:C5) は、範囲 B2:B5 で対応するセルが "John" である、範囲 C2:C5 の値のみを合計します。
書式
 SUMIF(範囲, 検索条件, [合計範囲])
 SUMIF 関数の書式には、次の引数があります。

  • 範囲 必ず指定します。 条件によって評価するセル範囲を指定します。 各範囲のセルには、数値か、数値を含む名前、配列、または参照が含まれている必要があります。 空白と文字列は無視されます。
  • 検索条件 必ず指定します。 計算の対象となるセルを定義する条件を、数値、式、セル範囲、文字列、または関数で指定します。 たとえば、条件を ">32"、B5、32、"32"、"apples"、または TODAY() で表すことができます。
  • 合計範囲 省略可能です。 範囲引数で指定したセル以外のセルを加算する場合は、加算する実際のセルを指定します。 "合計範囲" を省略すると、"範囲" で指定したセル (条件が適用されるセル) が加算されます。


 SumIfsサムイフズ関数

説明
 複数の条件を満たす範囲内のセルの値を合計します。 たとえば、B1:B20 の対応する数字がゼロ (0) を超えていて、C1:C20 の対応する数字が 10 未満の場合のみ A1:A20 の範囲の数字を合計する場合は、以下の数式を使用できます。
 =SUMIFS(A1:A20, B1:B20, ">0", C1:C20, "<10")
書式
 SUMIFS(合計範囲, 条件_範囲 1, 条件 1, [条件範囲 2, 条件 2], ...)
 SUMIFS 関数の書式には、次の引数があります。

  • 合計範囲 必ず指定します。 合計する 1 つまたは複数のセル (数値か、数値を含む名前、範囲、またはセル参照など) を指定します。 空白と文字列は無視されます。
  • 条件範囲 1 必ず指定します。 対応する条件による評価の対象となる最初の範囲を指定します。
  • 条件 1 必ず指定します。 加算の対象となる条件範囲 1 のセルを定義する条件を数値、式、セル参照、または文字列で指定します。 たとえば、検索条件は 32、">32"、B4、"Windows"、または "32" のようになります (式および文字列を指定する場合は半角の二重引用符 (") で囲む必要があります)。
  • 条件範囲 2, 条件 2, ... 省略可能です。 追加の範囲と対応する条件です。 最大 127 組の範囲/条件のペアを指定できます。