席札と云ってもプラスティック製ではありません。
ワードで作るのですから紙製です。A4用紙を縦に4っ折りし、三角形を作ってそのまま名札(席札)にするものです。
§1.ラベルに登録
「趣味発見! なるほど楽しい はがき作成&宛名印刷」(FOM出版)の「チャレンジl会議の席札を作ろう」には、テキストボックスを4っ並べる方法が載っていますが、ここでは繰り返し利用できるよう「ラベル」として登録します。
- Word2010を起動する。
- [差し込み文書]タブ/作成Gr.の[ラベル]をクリックする。
- [オプション]をクリックし、
- [新しいラベル]をクリックする。
- 【ラベル オプション】
基本的な考え方- A4版を縦に4等分する。(297÷4=74.25mm)
- 上および下の余白を、仮に 8mmとする。(印刷できない値+余裕)
- ラベルの正味高さ: 1. −2. =74.25−(8×2)=58.25 → 58mm
- ラベル間の間隔: 8×2=16mm
- ラベルの正味高さ=58+16+58+16+58+16+58=280mm
- 上下の余白=297-280=17mm → 上余白=17÷2=8.5mm
- ラベルの幅=210−8×2=194mm
- 右図のように入力する。
- ラベル名: 任意
- ラベルの幅: 端数が付いているがあるが、194mm で支障ない。
- これは、【表のオプション】− 規定のセル余白 で「左右が 0.3mmになる」ためで、この値を補正したもの。
- [OK]をクリックする。
- 【ラベル オプション】
- [OK]をクリックする。
- [キャンセル]をクリックし、ラベル登録を終了する。
ここからが本番。
§2.表を作成する
- Wordを起動する。
- [差し込み文書]タブ/作成Gr.の[ラベル]をクリックする。
- [オプション]をクリックし、
- ラベルの製造元を[その他/ユーザー設定]にする。
- §1.で付けたラベル名を選択し、
- [OK]をクリックする。
- [新規文書]をクリックする。
- 右図のように表示されるはず...
- 右図のように表示されるはず...
§3.テキストボックスを挿入する
§4.テキストボックスをコピーし、180度回転させる
- 3行目のテキストボックスを5行目のセルにコピーする。
- 3行目のテキストボックスを 180度回転させる。
- 3行目のテキストボックスを選択し、
- [書式]タブ/配置Gr.の[回転]をクリックし、
- [左へ90度回転]をクリックする。
- 再度、[左へ90度回転]をクリックする。
- カーソルを文頭に移す。(Ctrl+Home)
- これにより(3行目以外のセルにカーソルを移すと)、3行目のテキストボックスが反転表示される。
- 印刷して完成のイメージを確認する。(任意なれど必須?)
§5.差し込み文書にする
- [差し込み文書]タブ/差し込み印刷の開始Gr.の[宛て先の選択]をクリックし、
- [既存のリストを使用]をクリックする。
- 席札用名簿ファイルを選択し、[開く]。
- 3行目の氏名を選択し、
- [差し込みフィールドの挿入]の下側をクリックし、(右図)
- 上半分と下半分では機能が違います。
- [名前]をクリックします。
- 同様の処理を、5行目のテキストボックスも行います。
以上で完成ですので、「名前を付けて保存」します。
§6.印刷
特にありませんが...
上側のテキストボックスを回転させる方法を間違うと、プレビューと印刷結果が異なる現象がありました。