まりふのひと

53th(b)/53回目の竹炭作り、手こずった分 結果が楽しみ...

  • 本体の竹の長さは 20cm ‥‥ 前回より −5cm。
  • 底のダミー材、長さ15cm(これまでは11.5cm)の竹で、高さは15cm。
  • 上のダミー材、長さ15cmの竹は、高さ約 10cm、残り10cmは前回までの残材で、トータル 20cm詰めた ‥‥ 前回より+5cm。

  • 竹酢液の pH測定は、MonotaRO を使っていたが、これは測定範囲が pH1-14。
     今回は「Advantec BPB pH2.8-4.4」でも測定する。(下表 状況欄の( )内)


午前 6時45分、現場に行ったら、昨日、準備して放置してあった薪が濡れている...
慌てて山の中に入り、小枝を集めたので、予定より遅れてしまった。

目標 52th 今回 状況
0:00 0:00 0:00 07:08 着火。無風。
0:30 0:25 0:32 煙突から煙が出だす。火付きは、まあまあ。
    0:40 煙突の先に笹を入れる。
0:45 0:45 1:00 やっと、やっと落下が始まり、竹酢液採液開始
  1:15 1:15 竹酢液は連続落下中。pH測定:3〜4(3.6)。
  2:50 2:30 pH測定:3(2.8)
  3:25 3:07 pH測定:3(2.8)
    3:58 pH測定:3(3.0)
3:45 3:40 4:10 竹酢液にタールの混ざりがひどくなったので煙突を外し、
竹酢液採取終了。引き続きチョロチョロ燃やす。
4:00 4:05 4:15 煙に青味はあるが、透明度は今一の感じ...
4:15 4:15 4:30 焚き止め。空気孔パイプは1本追加し、計2本。
置き薪は太目のものを2本。
  4:30 4:40 バケツ周囲のレンガを置き換え、バケツを外す。
よく燃えているようなので、パイプ1本を半分絞る。
    6:15 煙の透明化が進まないので、パイプの絞りを止める。(2本とも開放)
5:30 5:44 6:50 煙が透明になったので、ねらし開始。内煙筒に灰の付着なし。
    6:53 内煙筒に灰が付きだす。
5:40 5:54 7:00 ねらし終了(10分間)
内煙筒の赤味の高さは15cm程度、灰の付着あり。


 所感

  • 竹酢液の落下が始まらないので心配した(竹が乾いていたせい?)が、最終的には、前回より多く採取できた。
  • 竹酢液採取終了後も、前回同様チョロチョロ燃やした。
  • 焚き止め〜ねらし開始まで 2時間20分間、よく辛抱した(?)と思う。周辺の雑草がかなり減った。
     置き薪も、中ぐらいの太さのもの2本と少な目。(前回とほぼ同じ)
  • ねらしの開始は煙が透明になって数分後に行った。この時、内煙筒に灰の付着は無かった。
     開始直後に内煙筒に灰が付着し出した。
  • 竹酢液の pHは 2種類の試験紙を使ったが、結果は同じであった。
     無くなるまでは両方で測定するが、最終的には Advantec 試験紙を使う積り。

追伸(2012.04.30)

「竹を燃やすわけでなく、木を燃やしてその煙から竹酢液ができるのが不思議」とのコメントがあったので、自分なりに考えてみた...

  1. 煙突亭」には、
     煙の温度が149℃以下になると、煙に含まれる水分(蒸気)が結露現象により煙突の内部表面に細かな水滴が付着します...
    とある。
  2. 窯の中央から出る煙の温度は、40〜50分で 100℃になる。(例えば、第23回竹炭作り

従って、薪(木)を燃やして出来た煙の水分は無い(0に近い)まま、竹の中を通ると思われる。