まりふのひと

ロウソクまつりの準備


昨日に続き、今日も朝9時からローソクまつりの準備に出掛けた。

私の課題であったヌカロウの回収は終わった。続いてパーム油の準備を手伝う。
色々専門用語?が出てくるので、帰宅後、ググる

櫨蝋(はぜろう)

  • 木蝋】ハゼ蝋ともいいます。
    • [ウルシ(漆)科]に属してる、ハゼ木の‘実’を採集します。
       ハゼの木栽培はそれほど古いものではなく、江戸時代の初期からと推測されています。蝋を搾るハゼの木は、暖かい九州、四国、和歌山、沖縄地方に多く栽培されています。ハゼの木の特徴として、若葉のころに触れるとかぶれると言われていますが、11月中旬を過ぎると、葉が落下する、このころになるとかぶれる心配もなくなります。‘実’は緑色から濁ったような黄色に変色します。この時期が‘実’を採取する頃合となります。
    • 特性













      臭い特有の臭い
      特有の味
      溶性エーテルクロロホルム、二硫酸、ベンゼンに溶けやすく、
      冷アルコールに難溶
      融点50〜55°C
      比重0.871〜0.878(100/4°C)
      酸化25>
      ケンカ化205〜225
      よう素価5〜8(1g)
      不ケンイ(物°C%)1
      水分(%)0.8>キシロール法
      素数16〜24の一塩基酸グリセリード90〜91%
      19、21、23の二塩基酸グリセリード3〜7%が主成分
      成分オレイン酸12%
      パルミチル酸77%

糠蝋(ぬかろう)

  • 和ろうそく(わろうそく)Q&A
    • 和ろうそくには櫨蝋(はぜろう)が一番優れています。櫨蝋はウルシ科の櫨の実から抽出する蝋ですが、生産性が悪いためどうしても高価になります。そのため糠蝋(ぬかろう)もよく利用されます。糠蝋は米糠油に含まれる蝋で、蝋も丈夫で燃焼時間も長いのですが、櫨蝋に比べ煙が多少目立ちます。
  • ぬかワックス】 ぬか蝋、ろうエステルともいいます。
    • 米のぬかから得られる油で、ぬか油を脱油して精製し水素を添加して作る。目的とする量の水素を吸収反応させた後に、ろ過して触媒を除き、希硫酸等で洗って精製、製品にする。
    • 〈短所〉
       燃焼時に油煙の発生が多く刺激性ガスが発生し、また燃焼による溶融蝋の垂れ流れがひどく燃焼時間が短くなる。
      凝固点が木蝋に比べ高いため、手掛けによる製造は不可能である。ろうそく成型機よる流し込み製造しかできない。
    • 特性







      酸化11.3
      ケンカ化109.4
      よう素価5.1(1g)
      融点77°C
      ろうエステル(%)93〜96
      アルコールC22〜36
      (C26,28,30が主)
      脂肪酸C16〜34
      (C22,24,26が主、C28,30,32は少量)
      (環状アルコールと脂肪酸エステルもある)
      遊離脂肪酸(%)4〜7
      C16,18,18:1,18:3
      (C16が主)

パーム油

  • パーム油
    • アブラヤシの果実から得られる植物油の一つ。通常はギニアアブラヤシから得られるものである。食用油とするほか、マーガリン、ショートニング、石鹸の原料として利用されている。近年では、バイオディーゼル燃料としての利用も進められている。2007年現在、世界で最も生産されている植物油である。
  • パーム油
    • パーム原油には遊離脂肪酸含量によって品質に多くの段階(3%から45%)があり、またパーム油はカロチンを多量(0.05〜0.2%)に含むためオレンジ色を呈する。また、特有の芳香がある。
       沃素価44〜60、鹸化価190〜209、比重d錺0.898〜0.905、屈折率n鍜1.453〜1.459、不鹸化物1.0%以下、融点27〜50℃の固体脂で、脂肪酸組成は、ラウリン酸0〜1%、ミリスチン酸1〜2%、パルミチン酸39〜46%、ステアリン酸3〜5%、オレイン酸38〜44%、リノール酸8〜11%である。用途としては、我が国では95%が食用(マーガリン・ショートニング、フライ用・製菓用油等)であり、残りが工業用(鉄鋼の圧延用、石鹸、ろうそくの製造)に用いられる。なお、精製パーム油を分別したものにパームオレイン、パームステアリンがあり、JAS規格では前者は40℃で清澄なもの、後者は60℃で清澄なものとされている。