日経パソコン PConline で5月12日から始まった「遅い&不安定をまるごと解決」
- 第1回 不要なファイルを削除しHDDを身軽に
定期的にCドライブの空き容量を確認し、全体の二割程度は空けておくようにしましょう。
「ディスククリーンアップ」で不要な一時ファイルも一掃
「ディスククリーンアップ」とは不要なファイルを一括して削除する機能です。「ごみ箱」に入っているファイル、ソフトが作成して残ったままの一時ファイルなど、消してもよいファイルを自動で判断し、まとめて削除してくれます(図1、図2)。 - 第2回 HDDを定期的に整備し“健康状態”を保つ
HDDは、一定の空き容量を確保しておくだけでなく、定期的にメンテナンスして健康状態を保つことが重要です。
まずは、「デフラグ(最適化)」。HDDに保存されているファイルは「クラスター」という区画に記録され、容量が大きいファイルは複数のクラスターに分けて保存されます。そのため、ファイルの保存と削除を繰り返すと、HDDが徐々に“虫食い状態”になってしまいます。これを「断片化」と呼び、ファイルの読み書きに時間がかかるだけでなく、HDDのヘッドの動きが大きくなるため機械的な負担もかけます。そこで、デフラグを実行してファイルを連続したクラスターに並べ替えるのです。
次に、「エラーチェック」でHDDに異常がないかを検査しましょう。ソフトの異常終了などによって壊れたファイルがあった場合、自動修復してくれます。また、HDDの記録面に傷が付いたりして読み書きできなくなった「不良セクター」があった場合は、そこを使わないように自動設定されます。
さて、皆さんも行っているだろうか?