まりふのひと

インデントとタブを使って文書を整える

2011(H23).06.23: Word2010の手順追加に伴い、全面的に見直した。

はじめに

 「インデント」と「タブ」、聞きなれない言葉です。実は、ワープロ専用機でもこの機能はあるのですが、文字幅が決まっていた(=固定ピッチフォントを使っていた)ので縁遠い機能で、使った方も少ないことでしょう。次の例を見てください。

  • MS 明朝ワープロ専用機でよく使われているフォントと同じで、文字間隔は固定,全角文字=半角文字×2 の関係にあります。「等幅フォント」とも言われます。
  • MS P 明朝体:パソコンのワープロで使われている「プロポーショナルフォント」(proportional font )と呼ばれる書体の一種で、文字間隔が異なります。これは、英字の大文字と小文字、カタカナで顕著です。
    全体としてバランスよく見えるように工夫されていて、同じ全角のスペース(空白)も、MS 明朝に比べ幅がかなり違います。

 プロポーショナルフォントのように文字間隔が異なると、スペースを使って文字を縦に揃えるのは不可能です。そこで使われるのがインデントでありタブなのです。これは、固定ピッチフォントでも使って損のない機能です。

  • Wordでは、「日本語用のフォント」と「英数字用のフォント」の指定があります。
     初期設定では、日本語用が「MS 明朝」(固定ピッチ)、英数字用が「Century」(可変ピッチ)です。
  • 多くの欧文(半角)フォントがプロポーショナルフォントです。
  • 全角に等幅フォントを使っても、半角文字に等幅フォントを使わないと、半角混じりの文書では等間隔になりません。
  • 更にWordは、日本語と英数字の間隔を自動調整する機能があり、縦に揃え難くなっています。

Word の設定

 インデントとタブを使って文書を整えるための最低限の設定です。基本的には毎回設定する必要がありませんので、一度、確認してください。なお、[閉じる]までの手順は載せていません。

  1. ルーラーの表示(必須)
    • Word2003
      1. [表示]メニューをクリックし、
      2. [ルーラー]にチェックを入れる。
    • Word2010
      1. [表示]タブをクリックし、
      2. 表示Gr.の「ルーラー」にチェックを入れる。
  2. ルーラーの単位を文字数にする
    • Word2003
      1. [ツール]メニュー ⇒[オプション]をクリックし、
      2. [全般]タブの、
      3. 「文字単位での編集を可能にする」にチェックを入れる。
    • Word2007
      1. [Office]ボタンをクリックし
      2. [Wordのオプション]ボタンをクリックする。
      3. [詳細設定]の、
      4. 「表示」にある「単位に文字幅を使用する」にチェックを入れる。
    • Word2010
      1. [ファイル]タブ ⇒[オプション]をクリックし、
      2. [詳細設定]の、
      3. 「表示」にある「単位に文字幅を使用する」にチェックを入れる。
  3. 文字グリッド線の間隔を 0.5 字にする
      1. 【ページ設定】ダイアログボックスの、
      2. [文字数と行数]タブの[グリッド線]をクリックする。
      3. 「文字グリッド線の間隔」を、“0.5 字” にする。(任意)
      4. 「規定値に設定」しても問題ない。
  4. 編集記号を表示する(必須)
    • Word2003
      1. [ツール]メニュー ⇒[オプション]をクリックし、
      2. [表示]タブの、
      3. 「編集記号の表示」にある「すべて」にチェックを入れる。
      4. [OK]をクリックする。
      5. 文書ウィンドウに戻ったら、
      6. 【標準】ツールバー(編集記号の表示/非表示)をオンにする。
    • Word2010
      1. [ファイル]タブ ⇒[オプション]をクリックし、
      2. [表示]の、
      3. 「常に画面に表示する編集記号」の「すべての編集記号を表示する」にチェックを入れる。
      4. [OK]をクリックする。
      5. 文書ウィンドウに戻ったら、
      6. [ホーム]タブ/段落Gr.の[編集記号の表示/非表示]をオンにする。
  5. 自動的に書式設定させない ‥‥ Wordのお節介
    • Word2003
      1. [ツール]メニュー ⇒[オートコレクトのオプション]をクリックする。
      2. [入力オートフォーマット]タブの
        • 「入力中に自動で書式設定する項目」の
          • 「箇条書き(行頭文字)」のチェックを外す。
          • 「箇条書き(段落設定)」のチェックを外す。
        • 「入力中に自動で行なう処理」の
          • 「Tab/Space/BackSpaceキーで、インデントとタブの設定を変更する」のチェックを外す。
    • Word2010
      1. [ファイル]タブ ⇒[オプション]をクリックする。
      2. [文章校正]をクリックし、
      3. [オートコレクトのオプション]をクリックする。
      4. [入力オートフォーマット]タブの
        • 「入力中に自動で書式設定する処理」の
          • 「箇条書き(行頭文字)」のチェックを外す。
          • 「箇条書き(段落設定)」のチェックを外す。
        • 「入力中に自動で行なう処理」の
          • 「Tab/Space/BackSpaceキーで、インデントとタブの設定を変更する」のチェックを外す。
  6. タブの規定値を 4 にする
    • Word2003
      1. [書式]メニュー ⇒[タブとリーダー]をクリックする。
      2. 「規定値」を“4 字”にする。
    • Word2010
      1. [ホーム]タブ/段落Gr.の[段落]をクリックする。
      2. [インデントと行間隔]タブの[タブ設定]をクリックする。
      3. 「規定値」を“4 字”にする。
    • Word2013(2018.02.05追加)
  7. 禁則レベルを高くする
     これは行頭や行末にくる文字を禁止するものです。
    • Word2003
      1. [ツール]メニュー ⇒[オプション]をクリックする。
      2. [文字体裁]タブの
        • 「禁則文字」を「高レベル」にする。
        • 「新しく作成する文書の規定値として設定する」にチェックを入れる。
      3. [OK]をクリックする。
         これにより、次回から自動的に「高レベル」になる。
    • Word2010
      1. [ファイル]タブ ⇒[オプション]をクリックする。
      2. [文字体裁]の、
        • 「禁則文字の設定」を「高レベル」にする。


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インデントを使う

 インデント indent は「字下げ」と呼ばれ、文字の開始位置や折り返す位置を変える機能です。
Word のインデントには、次の4種類があります。

    1. 1行目のインデント
    2. ぶら下げインデント
    3. 左インデント(または、インデント)
    4. 右インデント

 インデントの設定は、ボタンやルーラーを使う方法と、【段落】ダイアログボックスで行う方法があります。最初は目で見える ツールバーやルーラーを使う方法 が解り易いでしょう。
インデントの設定は、「段落の書式設定」です。これは、次のことを言っています。

  • 設定する段落 にカーソルを移してから行います。
    • カーソルは、段落内であればどこにあってもかまいません。文字を選択しても構いません。
  • 複数の段落をまとめて行う時は、設定する段落を選択します。
    • 段落の一部でも選択されていればOKです。
  • ルーラーに表示されるインデントマーカーやタブの位置は、カーソルのある段落の状態です。


 入力

今年もまた全地域民協力して海岸をきれいにいたしましょう。干潮時刻の関係で、下記のようになりますがご協力のほどお願いいたします。

  • ヒント)
    • トリプルクリックで選択可能。
    • Word にコピペ(コピー&ペースト‥貼り付け‥を略した言い方)後、
      • Word2003,Word2007: [貼り付け先の書式に合わせる]
      • Word2010: [書式を結合]


 左インデント(またはインデント)

  1. インデント(字下げ)する段落にカーソルを移す

  2. インデントする。
    • Word2003
      1. ツールバーの[インデント]をクリックする。
         クリックのつど、一文字インデントされる。
    • Word2010
      1. [ホーム]タブ/段落Gr.の[インデントを増やす]をクリックする。
         クリックのつど、一文字インデントされる。
  3. 段落が、まるまる字下げされる。
    • 字下げされると、ルーラーのマーカー()も移動する。(正確には「左インデント」マーカー)


 左インデントの解除

    • Word2003
      1. ツールバーの[インデント解除]をクリックする。
    • Word2010
      1. [ホーム]タブ/段落Gr.の[インデントを減らす]をクリックする。


ヒント

  • 上記 ボタンを使う方法の利点は、確実に一文字ずつインデント出来ることです。
  • 左余白内までインデント解除されないのも、ボタンを使う方法の利点と云えます。
  • 上記方法の他に、ルーラー上のインデントマーカーをドラッグする方法があります。
     この方法の
    • 利点は、「任意の位置の設定できる」ことです。
    • 欠点は、
       j「他のマーカーをドラッグしてしまう」等 操作ミスが多い。(本人は認めない...
       k「任意の位置の設定できる」ので、揃え難いことです。(たぶん)


 右インデント
右インデントは、段落の右端を左に寄せる機能です。

  1. 右インデントする段落にカーソルを移す
  2. ルーラー上の[右インデント]マーカー(内)を左または右にドラッグする。
    • 「右インデント」と表示されるのを確認、、してドラッグする。

  3. ドロップした位置に右端が設定される。


ヒント

  • 段落内の任意の位置で改行するには、
    1. 改行する位置にカーソルを移し、
    2. [Shift]+[Enter] します。
  • 例えば上図で、“下記”の前にスペースを2っ入力しても、行は変わりません。(たぶん)


 1行目のインデント
日本語の文章では、1行目の1文字目を字下げすることが多いでしょう。
[space]キーを使って字下げするのは簡単ですが、プロポーショナルフォントではスペースの幅が狭くなっていますので、1文字分 字下げすることは出来ません? この方法を使うと、確実にn文字分字下げ出来ます。

  1. カーソルをインデントする段落に移する。
  2. 1行目のインデント マーカー(右図)をインデントする文字幅分ドラッグする。
    • 「1行目のインデント」と表示されるのを確認、、してドラッグする。
    • R 以後、この確認は表示しない。
  3. 1行目が字下げされる。


 ぶら下げインデント
次のような文書を作成します。

※入力

◎燃えないごみは、「缶・金属類」「ビン類」「ガレキ・陶器・ガラス類」の3種類に分別してください。ただし、缶・ビン類については、リサイクル可・不可に分別する。

◎海岸清掃以外のごみは、収集いたしません。

  • ヒント)
    • トリプルクリックでは全て選択できません。ドラッグするか、範囲選択します。
    • Word にコピペ後、
      • Word2003: [貼り付け先の書式に合わせる]
      • Word2010: [書式を結合]
    • R 以後、このヒントは表示しない。
※ 手順
  • 上の段落 ‥‥ 太字にする場合は、前もって行っておきます。
    1. 上の段落の任意の位置にカーソルを移す。
    2. 2文字分[インデント]する。
    3. 4字目まで[ぶら下げインデント]マーカーをドラッグする。
    4. カーソルを “◎” の右(空間を取る位置)に移す。
    5. [Tab]キーを1回押す。
    6. [右インデント]を行う。
      • 参考) 段落内改行は、改行する位置で[Shift]+[Enter]です。
  • 下の段落 ‥‥ 上の段落の書式をコピーします。
    1. 上の段落の任意の位置にカーソルを移す。
    2. [書式のコピー/貼り付け](右図)をクリックする。
    3. 下の段落の任意の位置をクリックする。(書式が貼り付けられる)
    4. “◎”の右に[Tab]を入力する。


 段落の書式
インデントの設定は、ルーラーのマーカーをドラッグすることで簡単に出来ます。微妙な設定も [Alt]+ドラッグで出来ますが、文字数を揃えるのは難しい技です。このような時は、数値で指定できる【段落】ダイアログボックスを使うといいでしょう。

  1. 設定する段落にカーソルを移す
  2. 右クリック ⇒[段落]をクリックする。
     ボタンで操作するには、
    • Word2003: [書式]メニュー ⇒[段落]をクリックする。
    • Word2010: [ホーム]リボン/段落Gr.の[段落]をクリックする。
  3. [インデントと行間隔]タブ を選択する。

    • 配置
      • 右端の[▼]をクリックし、1っを選択する。
    • 左のインデント幅
      • スピンボタンを使って入力する。または、“1字”,“1.75字”,“2.5字”等、単位を付けて入力する。
      • 単位は“mm”でも可能。但し、確定後、単位が変わる可能性がある。
      • マーカーの左インデントと連動している。
    • 右のインデント幅
      • 入力方法は、「左のインデント幅」と同じ。
      • マーカーの右インデントと連動している。
    • 最初の行
      • 右端の[▼]をクリックし、1っを選択する。
    • 最初の行/幅
      • 「字下げ」または「ぶら下げ」する量を入力する。
      • 入力方法は、「左のインデント幅」と同じ。
      • 何れもマーカーに連動している。


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タブを使う

タブは tabulation,表という意味です。
[Tab]キーを押すと、あらかじめ決められた位置にカーソルが移動します。結果として、表のように「文字列」が「縦」に揃えることが出来ます。マウスを使わないで、表(セル)に文字を次々入力してゆくイメージです。(たぶん)




 タブとリーダーの種類
【タブとリーダー】ダイアログボックスを開くとわかります。

  • 共通
    1. 段落内の任意の位置を右クリック ⇒[段落]をクリックし、
    2. [インデントと行間隔]タブの[タブ設定]をクリックする。
  • Word2003
    1. [書式]メニューをクリックし、
    2. [タブとリーダー]をクリックする。
  • Word2010
    1. [ホーム]タブ/段落Gr.の[段落]をクリックし、
    2. [インデントと行間隔]タブの[タブ設定]をクリックする。
※ タブの種類

例えば 2列の表があり、2列目のセル内の文字列をどう揃えるか‥‥ です。

  1. 左揃え
  2. 中央揃え
  3. 右揃え
  4. 小数点揃え
  5. 縦線 ‥‥ これは、縦線を引くだけで、揃える機能はありません。
※ リーダー

[タブ]キーを押して出来た空間を埋める記号です。「目次」等でよく使われます。


 タブの種類と位置を決める
まずはルーラー上で行い、細かな設定(修正)を【タブとリーダー】ダイアログボックスから行うのがいいでしょう。

1)タブの種類を決める


ルーラーの左端にあるボタンをクリックして決めます。

種類ボタン機能使用例
左揃え 文字の左を揃えます。 文字を揃えるのに有効です。
中央揃え タブ位置を文字の中心にします。 平成23年1月1日
麻里府パソコン同好会
佐々木 小次郎
右揃え 文字の右を揃えます。 数値を揃えるのに有効です。
小数点揃え 数値の小数点位置を揃えます。 小数点以下の桁数が不揃いの時に有効です。
縦線 タブ位置に縦線を表示します。 タブの位置に文字は揃いません。
縦線が表示されるのみです。

2)タブ位置を決める
  1. タブを設定する段落にカーソルを移します。
    • タブはインデントと同じで、「段落の設定」です。複数行をまとめて設定する時は、行選択します。
  2. ルーラー上のメモリの直下をクリックします。
  3. クリックした位置に、タブの種類が表示されます。(下図のを参照)

3)タブ位置を変更する

  1. 変更する段落にカーソルを移します。
    • 複数行をまとめて変更する時は、行選択します。
       但し、段落によりタブ位置が異なると、表示されません。(グレイアウトされる)
  2. タブのマーク(種類)をドラッグします。
4)タブの解除(削除)
  1. 変更する段落にカーソルを移します。
    • 複数行をまとめて削除する時は、行選択します。
       但し、段落によりタブ位置が異なると、表示されません。(グレイアウトされる)
  2. ルーラー上のタブマークを、ルーラーの外までドラッグします。
  3. タブマークが消え、解除されます。


 【タブとリーダー】ダイアログボックスによる設定

§ダイアログボックスの表示
  • 共通
    1. タブを設定する段落の、任意の位置を右クリックし、
    2. [段落]をクリックする。
    3. [インデントと行間隔]タブの[タブ設定]をクリックする。
  • Word2003
    1. タブを設定する段落にカーソルを移す。
    2. [書式]メニュー をクリック、
    3. [タブとリーダー]をクリックする。
  • Word2010
    1. タブを設定する段落にカーソルを移す。
    2. [ホーム]タブ/段落Gr.の[段落]ボタンをクリックし、
    3. [インデントと行間隔]タブの[タブ設定]をクリックする。
  • 既にタブが設定してある時 は、ルーラー上のタブマークをダブルクリックする。
§【タブとリーダー】ダイアログボックスの説明
  • タブ位置を新設する
    1. タブ位置直下のボックスに半角で文字数を入力し
    2. [設定]をクリックする。
  • タブ位置を削除するする
    1. 「クリアされるタブ」の中から削除するタブ位置を選択し
    2. [クリア]をクリックする。
  • タブの種類またはリーダーを変更する
    1. 「クリアされるタブ」の中から変更するタブ位置を選択する。
    2. 「種類」「リーダー」を変更し、
    3. [設定]をクリックする。
  • 全てのタブを削除する
    1. 「すべてクリア」クリックする。


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使用例

次のような文書を作る例です。


入力方法は色々ありますが、今回は下記とし、間を空ける場所は、とりあえずスペースを入力しておきます(任意)。要は、完成図をイメージしながら入力することです...

3.清掃場所 ◇尾津西 桜川より西側(含、河口)
◇中郷・上組 桜川東側〜殿明商店
◇尾津中 殿明商店〜魚市場
◇尾津東・見田 魚市場〜東側
◇馬島 馬島全域

説明の都合上、上から1行目、2行目 ‥‥ 5行目とします。

例1.タブのみ

§タブ位置を決める

  1. 1行目にカーソルを移す。
  2. 8字目に「左揃えタブ」をセットする ‥‥ j
  3. 18字目に「左揃えタブ」をセットする ‥‥ k

§タブを入力する1

  1. “◇”の前のスペースを削除(または選択)し、
  2. タブを入力する。([Tab]キーを押す)
  3. “桜”の前のスペースを削除(または選択)し、
  4. タブを入力する。
§段落の書式をコピーする

2〜5行のタブ位置を、1行目と同じにします。

  1. 1行目にカーソルを移す。(確認)
  2. 段落の書式をコピーする。
    • Word2003: ツールバーの[書式のコピー/貼り付け]をクリックする。
    • Word2010: [ホーム]タブ/クリップボードGr.の[書式のコピー/貼り付け]をクリックする。
  3. 2〜5行目を行選択する。(書式の貼り付け)
§タブを入力する2

2〜5行目に[Tab]を入力します。

  • 1文字目は、直接、タブを入力する。
  • 他は、スペースを削除して、代わりにタブを入力する。

例2.タブとインデントの組み合わせ

§タブ位置を決める

例1と同じです。
インデントと組み合わせる場合は、タブの位置を「○字」ときれいな数字にしておかないと、きれいに揃いません。

§タブを入力する1

例1と同じです。

§2〜5行目はインデント後、タブ位置を決める。
  1. 2〜5行目を行選択する。
  2. 8字までインデントする。
    • これにより、1行目と“◇”の位置が揃う。
  3. 18字目に「左揃え」タブをセットする。
§タブを入力する2

スペースを削除して、代わりにタブを入力します。

例3.ぶら下げインデントを使う

§ぶら下げインデントとタブ位置を決める

  1. 1行目にカーソルを移す。
  2. [ぶら下げインデント]を8字目に設定する。
  3. 18字目に、「左揃え」タブを設定する。
§タブを入力する1

1行目のスペースを削除(選択)して、代わりにタブを入力します。

§2〜5行目は1行目と同じ段落にする
  1. 1行目の段落記号を削除(選択)し、
  2. [Shift]+[Enter](段落内の改行)を入力する。
  3. 2行目の段落記号を削除(選択)し、
  4. [Shift]+[Enter](段落内の改行)を入力する。
  5. 以下、4行目まで繰り返す。
§タブを入力する2

2〜5行目のスペースを削除(選択)して、代わりにタブを入力します。


例4.表を使う

タブの参考になれば‥‥ と、表で作ってみました。

  1. 3列5行の表を挿入する。
  2. 列の幅を変更する。
    • 1列目: 約8文字分、2列目: 約10文字分
    • 縦の罫線をドロップする直前に[Alt]キーを押すと、文字幅が表示される。
    • 表の場合、セル内の余白(規定値では 1.9mm)があるため、タブの位置とは合わない。
       (セル内余白は、[表のプロパティ]⇒[オプション]で変更できる)
  3. 1行1列目に、“3.清掃場所”と入力し、
  4. [Tab]キーを押す。
  5. カーソルが1行2列目に移るので、“◇尾津西”と入力し、
  6. [Tab]キーを押す。
  7. カーソルが1行3列目に移るので、“桜川より西(含、河口)”と入力する。

  8. カーソルを2行1列目に移し、
  9. [Tab]キーを押す。
  10. カーソルが2行2列目に移るので、“◇中郷・上組”と入力する。
  11. [Tab]キーを押す。
  12. カーソルが2行3列目に移るので、“桜川東側〜殿明商店”と入力する。

  13. カーソルを3行1列目に移し、
  14. [Tab]キーを押す。
  15. カーソルが3行2列目に移るので、“◇尾津中”と入力する。
  16. [Tab]キーを押す。
  17. カーソルが2行3列目に移るので、“殿明商店〜魚市場”と入力する。

  18. 以下、これを繰り返し、5行目まで入力する。


 表の入力を省略するには

3.清掃場所◇尾津西桜川より西側(含、河口)
 ◇中郷・上組桜川東側〜殿明商店
 ◇尾津中殿明商店〜魚市場
  ◇尾津東・見田魚市場〜東側
 ◇馬島馬島全域

  1. 上の表をWordにコピペし、
  2. [貼り付けのオプション]を使って、Wordの書式に合わせます。
    • Word2003,Word2007: [貼り付け先の書式に合わせる]を選択する。
    • Word2010: [書式を結合]


 表の罫線を消す

  1. 罫線を消す。
    1. 表の中の任意のセルを右クリックし、
    2. [線種とページ罫線と網掛けの設定]をクリックする。
    3. [罫線]タブの「罫線なし」をクリックする。
  2. 印刷プレビューで確認する。


 表を文字列に変換してみる

  • Word2003
    1. 表の中の任意のセルにカーソルを移す。
    2. [罫線]メニュー ⇒[変換]⇒[表の解除]をクリックする。
    3. 【表の解除】ダイアログボックスで、
      • 「タブ」を選択し、
      • [OK]
  • Word2010
    1. 表の中の任意のセルにカーソルを移す。
    2. 表ツールの[レイアウト]タブ/データGr.の[表の解除]をクリックする。
    3. 【表の解除】ダイアログボックスで、
      • 「タブ」を選択し、
      • [OK]



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