まりふのひと

デジカメの画像をCD-Rに書き出す

これは私が行なっている方法を基に作成したもので、WindowsXP で作ってあります。
「こうしたい」という願望も入っています。
タイトルは「デジカメの画像‥‥」となっていますが、どんなファイルにも応用できます。
要は、自分でルールを作ることが大切です。



 目次



 改廃履歴

  • 改3 2010.10.10
    • 画像をため込むフォルダを「CDR」とした。
    • 後日、CD-R のフォルダ一覧作成の手順の載せる予定。
  • 改2 2010.04.08
    • リニューアル
  • 初版 2006.06.21


予備知識・前提

  • デジカメの画像を、パソコン内に溜め込み、ある程度の容量になったら、CD-Rに書き出すものとします。
    • CD-Rに書き出すことを、「書き込む」,「焼く」,「落とす」等ということがあります。
    • CD-Rの容量は、650〜700MB です。
      • どこかのサイトで、CDの外側は、回転によるブレが発生し易いため、「500MB溜ったら書き出した方がいい」とありました。
      • ブレに関しては、「CD-Rに貼るラベルについて」も参考にしてください。
    • WindowsXP の標準的な書き出し方法で、CD-R に「追加」できます。
       追加回数は少ない方が有利です。(多く保存できる)
      これは、書き込みのつど、リードイン・リードアウトという約14MBの管理領域 が出来るためです。例えば、
      • 600万画素で撮影した写真 1枚(1.6MB と仮定)を 41回追加すると、それだけで CD-Rが一杯になります ‥‥ (1.6MB+14MB)×41≒640MB
      • 1回で書き出すと、390枚の写真が入ります ‥‥ 1.6MB×390+14MB≒638MB
  1. CD-Rへの書き出しは、失敗が許されません。CD-Rに書き出している最中のパソコン操作は止めた方が安心・安全です。スクリーンセーバーも止めた方がいい‥‥ と言われています。
  2. 「マイドキュメント」の下に「CDR」フォルダを作成します。
    • ここにCD-Rに書き出すファイルを溜め込みます。
    • 「CDR」フォルダの容量(右クリック ⇒[プロパティ]で表示されるサイズ)が 500MB 前後になったら、CD-Rに書き出します。
  3. 原則として Windows の機能を使います。
    • デジカメメーカーによっては専用ソフトが自動的に起動しますが、ここでは使用しません。
       専用ソフトの方が簡単です(たぶん)が、使い方は各自で取扱説明書を読んで操作してください。
  4. エクスプローラ が使えることを前提にしています。


デジカメの画像をパソコンにコピーする

1枚のCD-Rに書き出すファイルは、「フォルダで分類してため込む」ことです。
この操作は、写真を撮ったつど (撮影チャンス毎)行うのがベストです。

  1. 全てのウィンドウを閉じます。
    • これはトラブルを避けるための手段で、任意です。
  2. デジカメのメモリーカードを装填します。
    • この時、自動再生のダイアログボックス(右図)が出た時は閉じます。
       このダイアログボックスが解る方は、[フォルダを開いてファイルを表示する]を選択 ⇒[OK]後、5. に進みます。
  3. マイコンピュータ」をエクスプローラで開きます。
     その方法は、
    • Windows]キー+[E] または
    • [スタート]ボタンをクリック ⇒[マイコンピュータ]を右クリック ⇒[エクスプローラ]をクリック または
    • [スタート]ボタンをクリック ⇒[マイコンピュータ]をクリック後、[フォルダ]ボタンをクリック
  4. メモリカード(一般的には、リムーバブルディスク)を展開 をクリック)し、
  5. 「DCIM」フォルダ*1 を開きます。
  6. メモリカードの「100CANON」フォルダ*2クリップボードにコピーします。
    • 「101CANON」フォルダがある時は、これも同時にコピーします。要するに、画像のフォルダは全部コピーします。
  7. 「マイドキュメント」を展開し、「CDR」フォルダを開きます。
  8. クリックボードにコピーしたフォルダを[貼り付け]ます。
  9. コピーした「100CANON」フォルダの名前を変更します。(必須
     例えば、「H210621公民館デジカメ講座」のように、内容が判るような名前にします。
    • “H210621”は、撮影日です。20090621 でもいいです。(いつ
    • “公民館デジカメ講座”は、「どこで」「何をしたか」です。
       どこかに行った時の写真であれば、“田布施川詩情公園を孫と散歩した”などとします。
    • 名前は必ず変更します。後日、写真を撮影すると、また「100CANON」フォルダが出来るためで、ややこしいことになります。
  10. 画像がコピーされているか確認する。
    • 名前を変えたフォルダを開き、縮小版でチェックするといいでしょう。
  11. メモリーカードのフォルダ(例えば、「100CANON」)を削除する。
    • 削除しておかないと、次回、重複して「CDR」フォルダにコピーすることになり、無駄な作業が発生することになります。
ヒント
  • 6.で「コピー」ではなく「切り取り」([Ctrl]+[X])すると、11.の削除の手間は不要になります。
     但し、失敗は許されません...
  • 11.のメモリーカードの「画像ファイル削除」は、パソコンで行うより、デジカメで「初期化」(フォーマット)した方がいいでしょう。(たぶん)


CD-Rに書き出す

書き出す前に容量(サイズ)を調べます。

  1. 「CDR」フォルダを右クリック ⇒[プロパティ]をクリックします。
  2. 「サイズ」を調べます。
ヒント
  • 約 500MB であれば、CD-R に書き出す時期です。
  • 500MB 以下でも、例えば「年替わり」で新しい CD を作るのは良いことです。
  • 650MB 以上であれば手遅れで、手術が必要です。



§1.イメージファイルの作成

CD-R には、一気に書き出す必要があります。例えば、100ヶのファイルを書き出す場合、1番目が終わったら2番目を、次に3番目‥‥ と言う訳にはいかないのです。そこで事前の連続した1ヶのファイルを作り、1回で書き出すのです。このファイルを「イメージファイル」と言います。

  1. ブランクCD-R(一度も書き出していない新品のCD-R)を装填します。
  2. CD-Rに書き出すファイル(フォルダを含む。以下、同じ)を選択します。
    • ここでは、マイドキュメント ⇒ CDR 下の全ファイル。
  3. 選択したファイルを、右クリック ⇒[送る]⇒ CD-R が入っているドライブ をクリックします。。
  4. コピーが始まります。
    • ここでは、CD-R にコピーしているのではなく、イメージファイルを作る領域(C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Microsoft\CD Burning)にコピーしているのです。
    • コピーが始まるとバルーンが出ますが、無視します。
    • コピー中に【ストリーム損失の確認】が出たときは、[スキップ]します。

       Thumbs.dbサムズ.ディービーとは、WindowsXP で、縮小版表示(サムネイル)した時に出来る隠しファイルです。かなり大きな容量になりますので、コピーしない方がいいです。
  • 他にも書き込むファイルやフォルダがある時は、上記の2.〜4.を繰り返します。
§2.イメージファイルをCD-Rに書き込む
  1. マイコンピュータを開き、CDドライブを開きます。
    • CDドライブはパソコンにより異なります。
  2. CDに書き込む準備が出来たファイル」が表示されます。
  3. [ファイル]メニューをクリックし、[これらのファイルをCDに書き込む]をクリックします。
    • [これらのファイルをCDに書き込む]メニューがある時は、これをクリックしても同じです。
  4. 【CD書き込みウィザード】ダイアログボックスで、次を入力します。
    • CD名
      • 半角11字(全角で5字)以下が無難。
      • 個人的には、西暦年-連番(例えば、“2009-001”)がお勧め。
  5. [次へ]をクリックし、終了を待ちます。
    • 終了すると、CD-R が排出されます。

◆注)

  • 上記1.〜2.の操作は、
     ・ エクスプローラのフォルダウィンドウを閉じ、
     ・ 「CD書き込みタスク」から実行できます。
  • 「CD書き込みタスク」が無い 時は、CD書き込みが無効になっている可能性があります。CDのプロパティを確認してください。
  • イメージファイルを作成したまま、CD-R に書き込まないと、警告(バルーン)が出ます。
  • イメージファイルの削除は、「CD書き込みタスク」から行なえます。
§3.書き込み終了後の確認

書き込んだ CD-R をセットし、縮小版表示できれば問題ないでしょう。


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*1:DCIMDigital Camera IMages の略。日本電子工業振興協会JEIDA)が制定したデジタルカメラ用画像フォーマット規格に定められた、メモリーカードの最初のフォルダ。

*2:このフォルダ名は、デジカメにより異なります。同じデジカメでも、3桁の数字が順次増えます。