まりふのひと

Wordで往復はがきの返信面を縦書きで作る

 はじめに

往復はがきの返信面とは、「返信の表(宛名)」と「往信の裏」の面です。
これを普通の Word 文書で(用紙サイズを「往復はがき」にして)作ることも出来ますが、郵便番号の位置合わせなど面倒な部分があります。そこで、「はがき宛名印刷ウィザードを使えばもっと簡単にできるのではないか」やってみました。
これは、Word2002/Windows98 で作成した「縦書き」の例です。

 はがき宛名印刷ウィザードを起動する
  1. Word2002 を起動します。
  2. 白紙の文書が表示された時は、これを閉じます。
  3. 作業ウィンドウが非表示の場合は、[ファイル]メニュー ⇒[新規作成]をクリックします。
  4. 作業ウィンドウ【新しい文書】の、[はがき宛名印刷ウィザード]をクリックします。
    ‥‥はがき宛名印刷ウィザードが起動します。(右図)
 はがき宛名印刷ウィザードを使う
  1. まず、[次へ]をクリックします。
  2. どのはがきを使用しますか?
    • 「往復はがき」を選択し、
    • 「背景にはがきを表示する」にチェックを入れ、
      (これは、位置合わせを用意にするためです。デザインは実際の往復はがきとは異なります)
    • [次へ]をクリックします。
  • 縦書き/横書きどちらの様式にしますか?
    • 「縦書き」を選択し、
    • 「差出人の郵便番号を住所の上に印刷する」のチェックを外し、
    • [次へ]をクリックします。
  • 宛名/差出人のフォントを指定してください
    • 「フォント」を一覧の中から選択し、
    • 「宛名住所内の数字を漢数字に変換する」のチェックを外します。
    • 「差出人住所内の数字を漢数字に変換する」のチェックを外し、
    • [次へ]をクリックします。
  1. 差出人情報を入力してください
    • 「差出人を印刷する」のチェックを外し、
    • [次へ]をクリックします。
  2. 宛名の印刷に差し込み印刷機能を使用しますか
    • 「使用しない」を選択します。
    • 「宛名の敬称」は“行”を選択し、(任意)
    • [次へ]をクリックします。
  3. [完了]をクリックします。
    ‥‥しばらくして、右図の状態になります。
 宛名を入力する

これは返信先の住所になります。

  • 郵便番号‥‥悩んだ末、Wordがどうやっているかを調べた。
      • テキストボックスが貼り付けてある。(他の項目も同じ)
      • テキストボックスの中に、1行2列の表が作成してある。
      • OCRB フォントを使用している。
      • 上3桁を左揃えの文字間隔 6.7pt、下4桁を右揃えの文字間隔 6pt の設定がしてある。
    1. 郵便番号を入力するために左側のセルをクリックします。(右図参照)
    2. フォントを「OCRB」に変えます。(フォントサイズ:22pt)
    3. 半角文字で上3桁を入力します。
    4. 次に、右側のセルをクリックします。(カーソルは右側に隠れて見えません)
      • 【段落】の「右のインデント幅」を見てください。
    5. フォントを「OCRB」に変えます。(フォントサイズ:22pt)
    6. 半角文字で下4桁を入力します。右図にようになります。
      (最終的な位置は、印刷時に調節します)
  • 住所
    • 縦書きの設定がしてある。
    • 2行まで入力可能。
  • 宛名
    • 上に詰まった感じがするようであれば、スペースを入れて調節する。
 往信の裏面の入力

留意点です。

    • 「塗りつぶしなし」「線なし」の縦書きテキストボックスが1ヶ貼り付けてあります。
    • 新たにテキストボックスを貼り付けても問題ありません。
    • 「行選択して削除」するような手法を使うと、全体の形が崩れます。
    • プリンタの印刷限界値を加味(特に下余白)して入力しください。
 ページ設定について
  • 初期設定の余白は、上:11mm,下:2mm,左右:8mm です。
  • 従って、印刷時、プリンタによっては警告が出ます。
    [はい]をクリックし、印刷を継続してください。
  • 郵便番号がはがきの枠内に納まらない時は、上余白または左余白を増減させます。