ノーベル化学賞を受賞した福井謙一博士からのメッセージで、私の好きな言葉である。
大原総合研究所には、次のように記されている。
行き詰まったら、基礎にもどりなさい。
地味な仕事を息ながく続けるには、遠いところをみつめながら、たえず広い視野をもつことが大切です。
目先のことにこだわったり、余裕のない励みかたをすると息切れするものです。
途中でゆきづまったときは、ゆっくりと基礎にもどってやりなおすのがよく、ときには、全く違った角度から
眺めなおすと良い着想がうまれるものです。
要は「戻れる基礎があるか」で、いつも自問自答している。
今は情報化の時代。「基礎」に関する情報も、インターネットでいつでも入手できる状態にあると言っても過言ではないと思う。
問題は、「基礎に戻りたい時に、戻れるか」である。
具体的に、「パソコン教室の問題」と捉えると...
- Windows パソコンを理解する第一歩(基礎)は、「エクスプローラ」であると思っている。
- A・B・C・Dクラスの方は「エクスプローラを使おう」を受講したはずである。
- その後、「何でも質問コーナー」を開いても、エクスプローラに関する質問は全く無い。
- と言うことは、「エクスプローラを使おう」を理解できたか、全く理解できていないのどちらかである。
または、質問したくても、そのチャンスが無かった...
私にとって、4.の結論はどちらでもよい。次の一歩を踏み出すには、「エクスプローラ」を理解している必要があると言うことである。
今のテキスト「エクスプローラを使おう」は、Windows98 がベースになっているところがある。パソコン講座の共有パソコンも、1台が Windows98 であり、持ち込みノートパソコンにも1台 Windows98 がある。悪いことに、Windows98 と WindowsME では、エクスプローラのメニューが異なる。WindowsXP になるとガラッと変わる。この際、WindowsXP 用に書き換える手もあるが、それも SP-1 と SP-2 では「異なる」ことになる。悩みも多いなぁ...