まりふのひと

家計簿77の手引き/ボタンの使い方と機能概要

収支シート・[メニュー]ボタン


 収支シートの[メニュー]ボタンをクリックすると、
右図のメニューが出る。

  • タイトルバーで「マクロ家計簿77」のバージョンを確認することができる。
  • 中止する時は、[×](閉じる)ボタンをクリックする。
    • マクロを直接起動する場合等に行う必要がある。
    • ショートカットキーが「警告音を発して使えない」のは、マクロが未起動が原因。
  • チェックボックスをポイントすると、
    参考情報が出るようにした。(ver.1.33以降)
  • 各ボタンを、クリックした時の機能を下記に示す。


1.集計する
  • 処理概要詳細
     アクティブ収支シートの、カードおよび費目別に集計する。
    集計する前に、収支シートの(1)入力チェックを行い、(2)日付順に並べ替えた後、(3)No.を 1からの連番に付け替える。
  • チェックボックス
    • Rクリック元シートに戻る
       集計が終わると、通常はカード・シートがアクティブになるが、ここにチェックを入れると、クリック元の収支シートがアクティブになる。
    • R保存して閉じる
       集計後、[保存して閉じる]をクリックしたのと同じになる。


2.保存して閉じる
  • 処理概要
    1. フィルターがオンであればオフにする。
    2. アクティブ収支シートの日付の最後の次(次回入力する日付のセル)にカーソルを移す。

    3. 歩数血圧・シートの日付の最後の次(次回入力する日付のセル)にカーソルを移す。

    4. 上書き保存する。
    5. 家計簿を閉じる。

    6. 家計簿のコピーを、Copiedフォルダーに取る。(ver1.31以降)
    7. マクロを閉じる。
  • チェックボックス
    • R健康記録をアクティブにして閉じる
       通常は収支シートをアクティブにして保存するするが、チェックを入れると、健康記録をアクティブにして保存する。


3.フィルターを解除する

 [データ]タブ/並べ替えとフィルターGr.の[フィルター]をオフにするのと同じ。

  • フィルターはオンのまま閉じると、次回開いた時もオンの状態になる。
  • [保存して閉じる]と、フィルターは全てオフにする。


4.費目データ更新
  • 処理概要
    1. 費目のグラフデータを[費目データ]シートに出力する。
    2. その後、「入金」と「チャージ」の行を削除する。

    3. 歩数血圧のグラフデータを家計簿ファイル名の頭に“グラフデータ”を付けたファイル(例えば「グラフデータデモ用家計簿2014.xlsx」)に出力する。(詳細後述)



5.健康記録更新


6.翌月分シート作成
  • 処理概要
    1. 確認メッセージ後、
    2. 現在の収支シートの翌月分の収支シートを作る。
    3. 収支シート名が不正か、費目列が見つからない場合は、
      右図の警告を出して終わる。
ヒント

 アクティブな収支シートの翌月分の収支シートを作るので、

  • 例えば 1〜12月の家計簿の場合、12月の収支シートから[翌月分シート作成]を行うとエラーになる。
  • 11月分の収支シートがあるのに、10月の収支シートから[翌月分シート作成]を行うと‥‥
     「作り直しますか?」と聞いてきて、[はい]をクリックするとの11月収支シートができる。


7.翌年分ブック作成
  • 処理概要
     翌年分の家計簿(ブック)を作成し、そこにアクティブ収支シートの翌月分の収支シートを作る。
    1. クリックすると、右図の確認メッセージが出るので、
      • 新ブック名: 新しく作られるブックの名前(ファイル名)
      • 新シート名: 新しく作られるシート見出し
    2. [OK]をクリックする。
       具体的には、
      1. 新しいブックを作成し、
      2. アクティブ収支シートをコピーし、
      3. シート名を「翌月」に変更,
      4. 古いデータを削除する。

    3. 「名前の定義」のコピーに *件 失敗しました。が出た場合(右図)
      • とりあえず[OK]する。
      • 失敗の内容は、家計簿77 終了後、「マクロ家計簿77エラー」(csv)を開くと見ることができる。

      • これはエラーではなく情報(Imformation)です。「よくある質問」も参考にしてください。
    4. 既存ファイルの場合、上書きするかの確認メッセージが出るので、
      • 上書きする時は、[はい]をクリックする。
      • [いいえ]をクリックすると、中止する。

    5. 終了メッセージが出る。
      • [はい]‥‥ 翌年分ブックを閉じる。(元のブックに戻る)
      • [いいえ]‥‥ 翌年ブックは表示したままになる。(元のブックは、裏に隠れている)


8.シートの保護

 例えば右図で、
入力の最終項目(備考、I列)で[Enter]を押した時、カーソルが次の行のA列に移動するようにするもの。
これに伴い、Enterキーを押したらセルを「右」方向に移動するよう設定を変更する。
 Excelの[シートの保護](校閲・タブ/変更・グループの[シートの保護])機能を使うため、次のような制約が発生する。

 この場合、次の[保護の解除]を行うと出来るようになるで、その後、必要に応じ[シートの保護]を行う必要がある。
なお、[翌月分シート作成],[翌年分ブック作成]で、新しく出来た収支シートは、シート保護されていません


9.保護の解除

 8.シートの保護 で行ったした「シートの保護」を解除する。
収支シートのシート見出しを右クリック ⇒ シート保護の解除 を行っても解除できる。


10.マクロ家計簿77エラー表示

 マクロ家計簿77 では対応できない場合のエラーを表示する。

  • 現在は[翌年分ブック作成]で発生することがある。
  • エラーが無い時はグレイアウトされる。
  • エラーが発生すると、「マクロ家計簿77エラー.csv」が出来る。
    • このファイルを表示している。
    • 保存期間は 1ヶ月で、この間に「よくある質問」で解決するか、管理者に内容を見せてほしい。



11.昨年分健康記録インポート
  1. 翌年ブックを作成すると、[歩数血圧]シートはクリアされる。
  2. 新年(新年度)の家計簿より[歩数血圧インポート]を行うと、前年(前年度)の[歩数血圧]データを取り込む。
    • 日付の重複は削除される。
ヒント
  • 翌年分ブックを作成した後、翌日からの歩数血圧データは翌年分ブックに反映されない。
  • このため、翌年分ブックから[歩数血圧インポート]を行うと、前年分の歩数血圧データが取り込めるようにした もの。


12.費目月表示変更

 1月〜12月で管理するのか、4月〜翌年 3月(年度)で管理するのかを決めるためのもの。

  1. クリックすると右図のインプットボックスが出るので、
  2. 半角で x.xx を入力し、
  3. [OK](または Enter)する。


13.家計簿77の手引き

 インターネットに接続し、このページを表示する。


14.シートの一括再表示



15.マクロ収支シート検索 起動
  1. 今、開いている家計簿を上書き保存して閉じ、
  2. マクロのあるフォルダー(通常は、PC > ドキュメント > 家計簿77)にある全ての Excelファイルの‥‥
    • 家計簿ではないファイルも検索の対象になる。
  3. 収支シート(シート見出しが YYYY-MM)のみを検索します。
    • 収支シートが無ければ検索しない。

 処理の詳細は「マクロ収支シート検索の流れ」を参照してください。

目次へ

費目・シート・[解析]ボタン

 費目別の合計金額の明細を知りたい時に使用する。

  1. 費目・シートをアクティブにする。
  2. 明細を知りたい費目の金額をクリックし、
  3. [解析]をクリックする。
  4. 右図の確認メッセージが出るので、
    • [はい]をクリックすると、6. に進む。
    • [いいえ]をクリックすると

      右図のダイアログボックスが出るので、明細を知りたい費目の金額をクリックする。
  5. クリックしたセルのアドレスが表示されるので、[OK]をクリックする。
  6. 「費目明細を検索しました。」で[OK]をクリックすると、
  7. フィルターがオンの状態で、支出が選択状態になる。
    • 合計金額は、ステータスバーで確認する。
  8. 続けて行いたい場合は、費目・シートに戻る。
ヒント
  • スクロールされて隠れている場合があるので、よく見る必要がある。
  • フィルターがオンの状態で閉じると、次回開いた時もフィルターがオンの状態になる。
  • フィルターの解除は自分で行うか、[メニュー]−[フィルターを解除する]ボタンで行う。
  • [メニュー]−[保存して閉じる]と、フィルターは解除して保存される。

  • 費目名を変更したい場合にも使える。

目次へ

家計簿77の手引き/機能概要の詳細

[集計する]の機能概要の詳細

(1) 入力チェック

 収支シートで下記のレコードがあると、[集計する]は実行しない。(中止する)

  1. レコードが無い
  2. 日付の入力が無い
  3. 品名の入力が無い
  4. 費目の入力が無い
  5. 「費目リスト」に無い費目が入力されている
  6. 費目が“チャージ”で、カードの入力が無い
  7. カードが「カードリスト」に無い
(2) 並べ替え

 日付が同じ場合は、入力順に並べる。

  1. No.が未入力のレコード(通常は新規入力分)に、上から順に連番(開始値は、直前の No.の最大値+1)を付ける。
  2. 日付/No.の昇順に並べ替える。
(3)No.の付け替え
  1. 並べ替えた後、No.を 1から始まる連番に付け替える。
ヒント
  • 同じ日付の並びを変えたい場合は、並べる順に No.を入力すればよい。
    • No.は、連番である必要はない。また、他の日付と重複してもよい。



※ カード・シートの集計
  • ファイル名
  • シート名
    • 集計した収支シートの名前(シート見出し)
    • VBAコードの例: Range("B2") = ActiveSheet.Name (同上)
  • 最終日付
    • 収支シートの日付(B列)の最大値
    • 例えば、“=MAX('2014-04'!B2:B19)”
  • 集計日
    • 集計した年月日時分
    • 例えば、“=Now()”
    • セルの書式設定/表示形式は、“gee/mm/dd (aaa) hh:mm”

  • 財布の中/入金
    • カード(E列)が空欄(引落、プリカでない)の入金(F列)の合計
    • 例えば、“=SUMIF('2014-09'!E2:E9,"",'2014-09'!F2:F9)”
  • 財布の中/支出(チャージ)
    • 費目(D列)が“チャージ”の支出(G列)の合計
    • 例えば、“=SUMIF('2014-09'!D2:D9,"チャージ",'2014-09'!G2:G9)”
  • 財布の中/支出(現金)
    • カード(E列)が空欄(引落、プリカでない)の支出(G列)の合計。
    • 例えば、“=SUMIF('2014-09'!E2:E9,"",'2014-09'!G2:G9)”
  • 財布の中/残高
    • 入金−支出(チャージ)−支出(現金)
    • 数式は、“=B5-C5-D5”

  • カード名/入金
    • カード(E列)がカード名(例えば“引落”)の入金の合計
    • 例えば、“=SUMIF('2014-09'!E2:E9,A8,'2014-09'!F2:F9)”
  • カード名/チャージ
    • 費目(D列)が“チャージ”で、カード(E列)がカード名に等しい支出(G列)の合計
    • 例えば、“=SUMIFS('2014-09'!G2:G9,'2014-09'!D2:D9,"チャージ",'2014-09'!E2:E9,A8)”
  • カード名/支出
    • カード(E列)がカード名に等しい支出(G列)の合計−カード名/チャージ
    • 例えば、“=SUMIF('2014-04'!E2:E19,A8,'2014-04'!G2:G19)-C8
  • カード名/残高
    • 入金+チャージ−支出
    • 数式は、“=B8+C8-D8”



※ 費目・シートの集計

 収支シートの費目別に支出を合計する。

  • 入金総計
    • 収支シートの、費目(D列)が “チャージ” 以外の入金(F列)の合計
    • 例えば、“=SumIf('2014-04'!D2:D19, "<>チャージ", '2014-04'!F2:F19)”
  • 費目/入金
    • 収支シートの、費目(D列)が “入金” の入金(F列)の合計
    • 例えば、“=SumIf('2014-04'!D2:D19, "入金", '2014-04'!F2:F19)”
  • カード/引落
    • 収支シートの、費目(D列)が “チャージ” 以外で、カード(E列)が “引落” の入金(F列)の合計
    • 例えば、“=SumIfs('2014-04'!F2:F19,'2014-04'!D2:D19,"<>チャージ",'2014-04'!E2:E19, "引落")”
  • 上記以外
    • 収支シートの、費目(D列)が“チャージ”でも“入金”でもなく、カード(E列)が“引落”以外の入金(F列)の合計
    • 例えば、“=SumIfs('2014-04'!F2:F19,'2014-04'!D2:D19,"<>チャージ",'2014-04'!F2:F19,'2014-04'!D2:D19,"<>入金",'2014-04'!E2:E19, "<>引落")”
  • 支出総計
    • 収支シートの、費目(D列)が “チャージ” 以外の支出(G列)の合計
    • 例えば、“=SumIf('2014-04'!D2:D19, "<>チャージ", '2014-04'!G2:G19)”
  • 現金
    • 収支シートの、費目(D列)が “チャージ” 以外で、カード(E列)が空欄の支出(G列)の合計
    • 例えば、“=SumIfs('2014-04'!G2:G19,'2014-04'!D2:D19,"<>チャージ",'2014-04'!E2:E19, "")”
  • 引落
    • 収支シートの、費目(D列)が “チャージ” 以外で、カード(E列)が “引落” の支出(G列)の合計
    • 例えば、“=SumIfs('2014-04'!G2:G19,'2014-04'!D2:D19,"<>チャージ",'2014-04'!E2:E19, "=引落")”
  • プリペイド
    • 収支シートの、費目(D列)が “チャージ” 以外で、カード(E列)に入力があり、カード(E列)が “引落” 以外の支出(G列)の合計
    • 例えば、“=SumIfs('2014-04'!G2:G19,'2014-04'!D2:D19,"<>チャージ",'2014-04'!E2:E19,"<>",'2014-04'!E2:E19,"<>引落")”
  • 費目別合計金額
    • 収支シートの費目(D列)が[費目]シートの費目に等しい支出(G列)の合計
      • 費目の「入金」は、支出がないためゼロとなる。
    • 例えば 12行目は、“=SumIf('2014-04'!D2:D19,A12,'2014-04'!G2:G19)”

ボタンの使い方と機能概要/集計する へ

家計簿77/マクロ収支シート検索の流れ

≪目次≫


§1.アプリ(マクロ)の起動

 アプリ=Excelマクロです。マクロ起動する方法は2っあります。

  1. 家計簿77の[メニュー]から[マクロ収支シート検索 起動]をクリックする。
  2. マクロ収支シート検索.xslm を開く。

💡 ヒント

  • 「セキュリティの警告」が出た場合は、[コンテンツの有効化](マクロを使えるように)します。


§2.検索文字列の入力
  1. マクロが起動すると
    「検索文字列を入力してください」(右図)が出るので、
  2. 検索文字列を入力する。
    • 検索キーワードは1っのみで、「入力した文字を含む」で検索する。
  3. 入力後、Enter または[OK]をクリックする。
    • 検索キーワードを入力しないと、下記の[キャンセル]と同じになる。
  4. [キャンセル]をクリックすると、f:id:ogohnohito:20190720093404p:plain:right:w240
    「再度行いますか?」(右図)と聞いてくるので、
    • [はい]:「検索文字列を入力してください」に戻る。
    • [いいえ]:Excelシートに戻る。(マクロが終了する)

💡 ヒント

  • マクロを再起動するには、[マクロの表示]⇒ マクロ名:Auto_Open を[実行]する。


§3.シート名の入力
  1. 検索が終了すると
    「検索が終了しました」(右図)が出るので、
  2. シート名(シート見出し)を入力する。
    • シート名の初期値は、検索が終了した 年-月日-時分(YYYY-MMDD-hhmm)です。
  3. Enter または[OK]をクリックする。
  4. [キャンセル]をクリックすると、「このシートを削除します。」が出るので
    1. [OK]:表示のシートを削除する。
    2. [キャンセル]:何もせず‥‥
  5. §2.の「再度行いますか?」へ

💡 ヒント

  • シート名は、Excelのルールどおりです。
  • 既存のシート名を入力するとエラーとなりf:id:ogohnohito:20190720101148p:plain:w360:right
    (右図)、シート名は Excel標準(Sheet**)のままになります。


§4.検索結果

 検索が終わると下図になります。

  • セルB1:検索文字列
  • セルB2:検索したフォルダー
  • 3行目:仕切のための空行で、高さを小さくしてある。
  • 4行目:項目名
    • この行までウィンドウ枠を固定してある。
  • 5行目〜:“つる” で検索した結果
    • セルE5:ふりがなも検索対象‥‥ ということ。
    • セルE7:カタカナも検索される‥‥ ということ。
    • 半角ローマ字の大文字/小文字は区別されませんが、全角/半角は区別されます。(たぶん)

💡 ヒント

  1. 例えばセルD5の Link をクリックすると、
    • my家計簿77_2014.xlsx を開き、
    • シート名 2014-07 のセルK17 がアクティブになります。
    • アクティブセルの内容が「セル内の文字列」のはずです。
    • これは本番のファイルを開いています。十分留意して操作する必要があります!



目次へ